“氷点下体験”が酷暑需要を捉える
味の素は、2026年2月に発売した麺用調味料「氷みぞれつゆ」の累計出荷数量が、発売から3カ月で50万食を突破したと発表した。
「氷みぞれつゆ」は、冷凍庫で凍らせて使用する新発想のそうめんつゆ。特許出願中の独自技術「みぞれ凍結製法」により、マイナス10度以下の冷たさとシャリシャリとした食感、だしのうま味を両立した“酷暑対応型”の商品として展開している。
今シーズンは全国的に気温が高く推移しており、そうめん需要が例年より早い時期から高まっている。味の素によると、気温が26.5度を超えると冷や麦・そうめんの食卓出現頻度が大きく伸びる傾向があるという。2026年5月は全国的に高温となり、東日本と西日本では5月中旬として統計開始以来最高気温を記録したことも、販売拡大を後押ししたとみられる。
また、「氷みぞれつゆ」は気温上昇に伴って売り上げが伸長しており、最高気温が25度前後となる時期から販売が大きく伸びる傾向が確認されている。厳しい暑さの中でも、手軽に強い冷涼感を味わえる点が支持を集めている。

さらに今夏は、飲料やデザート、調味料などさまざまなカテゴリーで“凍らせグルメ”が広がっており、「凍らせて楽しむ」食体験への関心が高まっている。そうめんつゆ市場でも、エスニック風や柑橘風味など味わいの多様化が進む中、「氷みぞれつゆ」は新たな選択肢として存在感を高めている。
同商品の最大の特長は、「みぞれ凍結製法」による独自の冷凍技術だ。氷結晶を大きく成長させることでマイナス10度以下の冷たさを長時間維持するほか、凍結後も手で揉みほぐしやすく、シャリシャリとした食感を実現。さらに調味液全体を均一に凍結・融解させることで、味の濃淡が生じにくく、最後まで均一なおいしさを楽しめる。


ラインアップは「かつおだし」と「鶏だしゆず風味」の2種類。いずれも90グラム入りパウチ2袋の2人前仕様で、冷凍庫で凍らせた後、そうめんにかけて食べることで、これまでにない冷たさと食感を味わえる。
猛暑が常態化する中、夏の定番メニューであるそうめん市場に新たな価値を提案する商品として、今後の販売動向にも注目が集まりそうだ。
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