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「魅了ギョ」始動 低・未利用魚の魅力発信を本格化/水産庁

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アイゴ、ボラ、シイラなど4魚種を重点化
官民連携で魚食需要を創出

水産庁は、「さかなの日」の新たな取り組みとして「魅了(みりょう)ギョ・プロジェクト」を始動する。 低・未利用魚を含む、まだ十分に知られていない魚のおいしさや魅力を広く発信し、消費者の「知る」「食べる」「選ぶ」機会を増やすことで、水産資源の持続的な利用と魚食需要の拡大につなげる考えだ。

近年は海洋環境の変化などを背景に、水揚げされる魚種や漁獲時期が変化している。一方で、おいしさや価値を持ちながら認知度が低く、十分に利用されていない魚も増えている。こうした状況を受け、水産庁は令和7年から進めてきた「クロダイのおいしさ認知向上プロジェクト」の成果を踏まえ、新たな官民連携プロジェクトとして展開する。

「魅了ギョ」は、「低・未利用魚」と呼ばれる魚を含め、それぞれの魚が本来持つ魅力や価値に目を向け、多くの人を魅了する魚を増やしたいとの思いを込めて命名。産地から流通、加工、外食、小売まで幅広い関係者が連携し、情報発信や商品開発、販路開拓を進める。

重点魚種には、アイゴ、ボラ、アカエイ、シイラの4魚種を選定した。アイゴは磯焼けの原因の一つとされる一方、適切に処理すれば臭みが少なく美味とされる魚。ボラは臭みのイメージが先行するものの、江戸時代には高級魚として親しまれた。アカエイは独特の軟骨の食感、シイラは海外で「マヒマヒ」として流通するなど、それぞれに高い食味や特色を持つ。

今後は、これら重点魚種を中心に企業間マッチングや新商品開発、販路開拓を支援するほか、水産加工連携プラン支援事業も活用しながら取り組みを後押しする。

また、8月19日に東京ビッグサイトで開催されるジャパン・インターナショナルシーフードショーでは、オープンセミナーを開催し、プロジェクトの概要や先進事例を紹介する予定。「さかなの日」公式LINEも開設し、旬の魚や提供店舗などの情報発信を強化する。

近年は健康志向の高まりから魚食への関心が再び高まる一方、家庭で食べられる魚種はサケやサバなどに偏る傾向も指摘される。水産庁は、知られざる魚の魅力を広く伝えることで、新たな需要を創出し、水産資源の有効活用と持続可能な水産業の実現につなげたい考えだ。

「さかなの日」公式ウェブサイト
https://sakananohi.jp/

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