三島新社長が選ばれるブランドへ「冷凍3.0」を始動!

三島健悟社長
日清食品冷凍は7月29日、東京本社で2026年秋冬新商品発表会を開催した。4月に社長へ就任した三島健悟氏が中長期経営方針「冷凍3.0」を説明したほか、関雅之マーケティング部長が2025年度市場総括と2026年度マーケティング方針を発表した。秋冬商戦では新商品9品、リニューアル品6品を9月1日に発売し、主力ブランドを軸に市場拡大を図る。
三島社長は、市販用冷凍食品市場がこの15年間で大きく成長した一方、人口減少や高齢化、物価高など市場環境は大きな転換期を迎えていると指摘。2030年までを「冷凍3.0」と位置付け、「マーケティングオリエンテッドへの変革」「販売チャネルの拡張」「事業ポートフォリオの再構築」の3つを重点施策に掲げた。商品機能だけでなく「楽しさ」「ワクワク」を提供するマーケティングへの転換や、販売チャネルの拡大、成長分野への経営資源集中を進め、「未来15年を見据えた成長」を目指す考えを示した。
関部長は2025年度の市販用冷凍食品市場について、市場規模は8850億円(前年比102%)、このうち冷凍麺市場は1983億円(同104%)と金額、食数とも過去最高を更新したと説明。パスタが市場をけん引し、和風麺、ラーメンも堅調に推移した。日清食品冷凍は冷凍麺市場で18.7%のシェアを持ち、全カテゴリーで市場伸長率を上回った。
食数ベースでも冷凍麺は7億7300万食(103%)と過去最高を更新。猛暑の影響で上半期は買上点数が落ち込んだものの、下半期は購入数量が回復した。パスタでは実勢売価で割安感のある大盛り商品の支持が市場拡大をけん引するなど、「コストパフォーマンス」と「タイムパフォーマンス」の価値が改めて評価された一年だったと総括した。
2026年度については、継続する物価高を背景に「失敗したくない」という消費者心理が一段と強まると分析。「人気」「No.1」「高評価」「有名店」「定番ブランド」といった安心材料が商品選択の決め手になるとして、秋冬マーケティングテーマを「物価高時代、安心材料で『迷わず選べる』」に設定した。NO.1ブランドや有名店監修商品を軸とした売場提案や販促を強化するとともに、「日清中華」ブランドを核にブランド横断プロモーションも展開する。

商品施策では、ラーメンカテゴリーで「冷凍 日清 魁力屋監修 京都背脂醤油ラーメン」(254g/麺160g)を投入し、「冷凍 日清本麺 鶏がらこく醤油ラーメン」を刷新。人気店監修とブランド強化の両輪でラーメン市場の活性化を図る。
お好み焼カテゴリーでは、「日清の関西風お好み焼 ぶた玉」(241g/お好み焼215g)、「同ぶた玉2枚入」(482g/同430g)を新発売し、「いか玉」をリニューアル。鉄板で焼いたような香ばしさと、ふんわりした食感を追求した。

和風カテゴリーでは、「冷凍 日清のどん兵衛」シリーズ初となる大盛サイズの「きつねうどん」(350g/麺240g)、「肉うどん」(320g/同)を投入するほか、「得正カレーうどん」「若鯱家カレーうどん」「まねきのえきそば 天ぷら」を刷新。パスタでは発売15周年を迎えた「冷凍 日清もちっと生パスタ」を強化し、「ボンゴレビアンコ」(251g)を新たに加えるとともに、「クリーミーボロネーゼ」をリニューアルする。
さらに、ヘルス&ウェルネス分野では「冷凍 完全メシ 日清まぜ麺亭 台湾まぜそば」(264g)を投入し、栄養バランスとおいしさを両立したラインアップを拡充。このほか、ご飯カテゴリーでは「冷凍 日清 豚メシ」(350g)も発売するなど、新商品9品、リニューアル品6品で秋冬商戦に臨む。
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