新発田工場では新しくなった鏡餅の生産が佳境迎え
サトウ食品は、恒例となった「サトウの鏡餅出発式」を11月8日に新発田工場で開催。神事によりお祓いされた約2,800㎏の鏡餅が関東方面に向けて出荷された。
今年で13回目となった出発式を前に、地元の諏訪神社神主による神事が行われ、無病息災、交通安全、商売繁盛等を祈願した鏡餅の初荷384ケースを積載したトラックが関東方面に向かった。今年の同社鏡餅製品は環境に配慮した商品仕様でリニューアルした。化粧箱タイプはプラスチック窓を廃止し、橙飾り、三方も紙製に変更した。紙製の橙飾りは小飾りタイプにも採用されている。また物流効率を高めるために、一部製品では化粧箱サイズを減容化。1ケース当たりの入り数を増加させている。
出発式後、報道陣の質問に答えた佐藤元社長は「お米の出来も良く、おいしいお餅を搗くことができた。今年こそ良いお正月を迎えてほしい」とコメント。今年1月1日に発生した能登半島地震では、自身も避難所に初めて避難した経験があり節目の年を迎える一年への想いも強い。
また、今年の鏡餅商戦への期待を聞かれると、金額ベースで前年並みを見通していることを明かし、一方でうるち米だけでなく、もち米価格も上昇するなど厳しいコスト環境を受けて、春頃の価格改定について言及した。また、令和の米騒動から再び需給環境がタイトになったパックごはんについて、年内の需給バランス回復は難しいとの見方を示した。なお「サトウのごはん」は12月出荷分から値上げを予定している。
サトウ食品
https://www.satosyokuhin.co.jp/
「サトウの鏡餅」のラインアップは全17種類
https://www.satosyokuhin.co.jp/products/products_mshaped/
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