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ラーメンスープで作る新感覚「ラーカレ」新名物へ/ハウスギャバン

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スープ×スパイスで差別化 人気店に続々、全国1万店普及狙う

「ラーカレ®」に熱い期待がかかる

ハウスギャバン生駒晴司社長

ハウス食品グループで業務用スパイスなどを展開するハウスギャバンは4月28日、全国のラーメン店と連携し、ラーメンスープを活用したカレーライス「ラーカレ®」の普及に乗り出すと発表した。外食口コミサービスのSARAHと組み、メニュー開発から集客・情報発信までを一体で支援する仕組みを構築。ラーメンとカレーという国民食の融合による新たな食文化の創出と、ラーメン店の収益力向上を狙う。

同日、東京都中央区の本社で発表会と試食会を開催。神奈川の人気店らぁ麺 飯田商店や、つけ麺チェーンの三田製麺所、中国ラーメン揚州商人など6店舗の参画と各店のメニューが披露された。登壇した各店主は、スープの旨味を生かした独自カレーの可能性や、新たな来店動機の創出への期待を語った。

ラーカレは、ラーメン店の〝命〟であるスープにスパイスを掛け合わせて仕上げるカレーライス。各店が持つだしの個性を生かせるため、差別化しやすいのが特徴だ。ハウスギャバンは専用商材として、ラーメンスープと1対1で合わせるだけで調理できる濃縮カレーソースを投入。全国の営業網を通じて導入支援を進める。

背景には、外食市場を取り巻く厳しい環境がある。原材料やエネルギー価格の上昇、人手不足による人件費増などが重なり、ラーメン業界も例外ではない。市場規模は拡大傾向にあるものの、競争激化により閉店や倒産も増加。人口減少下では需要の大幅な上積みも見込みにくく、単価引き上げにも限界がある。

こうした中、サイドメニューによる客単価向上や新規需要の掘り起こしが重要となっており、ラーカレはその打開策の一つと位置付ける。テイクアウト対応もしやすく、昼夜を問わない販売機会の拡大にもつながるとみる。

集客面ではSARAHが担う。ラーカレの専用サイトや口コミ投稿機能を通じて情報拡散を図り、ユーザーの来店を促進する。SARAHのデータによると、同サービス内で人気上位のジャンルはラーメンとカレーで、両者の嗜好が重なる傾向も強い。ラーメン投稿者の約4割がカレーも投稿しており、相互送客の余地は大きい。
すでに飯田商店では姉妹店で5年ほど前からカレーライス(飯田のカレー)の提供実績があり、高価格帯でも支持を得ている。また昨春、スガキコシステムズではテスト販売も行われ、今回参画している各店も独自展開を進める。

ハウスギャバンは今後、ラーカレ導入店舗を毎年1千店ずつ拡大し、2035年に1万店規模への普及を目指す考え。ラーメンとカレーという2大人気メニューの融合が、停滞感の漂う外食市場に新たな需要を生み出せるか注目される。

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