埼玉県茶業研究所と連携し、「お~いお茶」の原料にも期待
伊藤園は4月28日、埼玉県茶業研究所と共同で育成した茶の新品種「彩の女神」「彩の糸」について、品種登録を出願したと発表した。地方公共団体の試験研究機関と民間飲料メーカーが連携して、茶の新品種を育成するのは国内初の取り組みとなる。
出願した2品種は、担い手不足や気候変動、病害虫リスクの増加など、茶業界が抱える課題の解決を目指して開発されたもの。いずれも摘採時期が遅い晩生品種で、収穫時期を分散できることから、生産現場の負担軽減や安定供給への貢献が期待されている。
■将来的には「お~いお茶」の原料にも
「彩の女神」は高収量でまろやかな味わいが特徴で、緑茶飲料向け原料として高い適性を持つ。一方、「彩の糸」は病害虫への抵抗性が高く、有機栽培や輸出用途も見据えた品種だ。今後は伊藤園の契約栽培農家や埼玉県内農家を中心に導入を進め、将来的には「お~いお茶」の原料としての活用も目指す。

伊藤園は、行政と民間がそれぞれの強みを生かした今回の取り組みを通じて、持続可能な茶業の実現と狭山茶の振興につなげたい考えだ。
「茶産地育成事業」サイト
https://www.itoen.co.jp/tea_producing/index.html
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