「第9回 フローズン・アワード」が決定
冷凍食品、アイスクリームの祭典「第9回フローズン・アワード 冷凍食品・アイスクリーム総選挙2021」が発表された。グランプリは冷凍食品・味の素冷凍食品「ギョーザ」(2年連続)、アイス・江崎グリコ「SUNAO チョコ&バニラソフト」(初)が輝いた。12月13日には主催する日本アクセスの本社(東京・品川区)で表彰式を行い、受賞メーカーが一堂に会した。
フローズン・アワードは冷食、アイスの売上拡大と認知向上を目的にした市販用フローズン最大規模のイベント。消費者のオープン形式によるWeb投票(10~11月)によりグランプリ、各部門賞を決定する。
今回の投票件数は、過去最多の325万7923票(前年比135.9%)。冷食のミールキット、新ジャンル部門、アイスのからだケアアイス部門の新設に伴い、エントリー商品が245品(前回46品増)、参加メーカーも冷食32社(6社増)、アイス25社(1社増)に拡大したことが起因した。特設サイトでは投票経過の開示やコメント欄の開設、Youtubeチャンネル「フロアワTV」(全8回)の配信、各社SNSを活用したPR合戦も奏功。会員数も約2万人から4万人超に増加した。
また新企画「撮って応募キャンペーン」も実施。消費者がエントリー商品の中から1品を選び、1部以内のPR動画を作成し応募する。日常の生活シーンの撮影や、プロ顔負けのアニメ作品など6作品が入賞した。
今後は、トップボードやスイングPOPなど販促物も用意し店頭で受賞商品を紹介。来年1月7日~2月28日には受賞商品千円分が抽選で300人に当たる「№1商品プレゼントキャンペーン」も実施する。
佐々木淳一社長=写真中=は、昨年来の家庭内食需要の高まりで冷食、アイスは引き続き好調だと説明。上期業績においてはスーパー、GMS、ドラッグストア、ディスカウントストアの伸長、コンビニの復調を背景に、市販用冷食は111.4%、アイスは102.9%となった。新型変異株、物流費の高騰など課題もあるが、「フローズン業界の活性化に向け、ウィズコロナ時代を意識した事業展開を進める」と気を引き締めた。
次回は記念すべき10回目となるが、思わぬ懸念材料もある。国際食品・飲料展「フーデックス2022」が、企画の一つとして「フローズンアワード」を予定しており、商標登録にも動いているという。西村武副社長は10回目の成功のためにも、メーカー各社に改めて協力を求めた。
特設サイト
https://promotion.nippon-access.co.jp/frozen/frozenaward/2021/
WEB先行記事