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夢の進化系スーパーブルーマウンテン/UCC

投稿日:2021年12月20日

直営農園40年の矜持示す

既存のブルーマウンテン商品

ジャマイカが誇るコーヒーの王様「ブルーマウンテン」が、新たな進化を遂げようとしている。

ブルーマウンテンは、同国東部にある標高800~1200mのブルーマウンテンエリアだけで栽培される。バランスが取れた芳醇な味わい、気品あふれる香りと深い甘みで知られ、生産量の約7割が日本に輸出されている。しかし近年はバランスだけでなく、際立つ香り、味わいのスペシャルティコーヒーの台頭もあり、コーヒー好きをうならす次の一手が求められるようになった。

そこに商機を見い出すのがUCCグループ。1981年、ブルーマウンテンエリアに直営農園を開設してから40年以上にわたり研究、開発を続けてきた。当初はハリケーン被害なども多く紆余曲折があったが、生産者の収入アップと安定供給を目的にした品質コンテストや、外務省「草の根支援プロジェクト」への協力によるコーヒー苗木5万株の無償提供などが奏功し安定的な収穫を実現している。森林を俯瞰して観察できる衛星リモートセンシング実証プログラムもスタートし、気候変動への対応、サスティナブル活動にも注力してきた。

そして、さらなる品質向上も気になるところだが、UCC農事調査室の中平尚己室長は12月15日に開催したオンラインセミナーで「スーパーブルーマウンテン」を開発中だと明らかにした。ブルーマウンテンはこれまで精製方法にウォッシュドプロセスを採用するが、ナチュラル、ハニー、アナエロビックファーメンテーション(嫌気発酵)などさまざまな方法に挑戦し、今までにない華やかでフルーティーな味わいを引き出すことに成功した。小ロットながら商品化を進めており、2022年内の発売を目指している。

またスペシャルティコーヒーや国際的な評価も高いアラビカ・ゲイシャ品種の試験栽培も始め、数年後の商品化を計画する。ブルーマウンテンといえば、説明が要らないほどのプレミアムコーヒー。中平室長は「そこに香りなど、新たな価値が加われば〝鬼に金棒〟だ」と進化系ブルーマウンテンに夢を抱く。

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