THE FOOD WEEKLY

Pickup 小売

コンビニ中食PB 値上げ維持も容量が減少傾向に

投稿日:

ジーアイ・マーケティング・パートナーズが調査

ジーアイ・マーケティング・パートナーズ(本社・東京都新宿区)は、自社運営のコンビニ中食新商品データベース「SEEDs」を活用し、今年上期(4~9月)の都内大手コンビニで発売された中食商品を分析。2020・21・22年の同時期と比較した結果を10月20日に公表した。

「おにぎり(単品)」「食パンサンドイッチ」「弁当・丼」「調理めん」などの主要カテゴリーは、昨年度まで〝増量・値上げ〟が今年度は一転、〝減量・値上げ〟の傾向が顕著にみられた。

おにぎり(単品)では、20年は平均内容量115.6g/平均価格141.0円、21年は116.4g/147.5円、22年は120.5g/160.9円と、内容量と価格が一緒に上昇したのに対し、23年は115.2g/160.7円と、価格こそ横ばいだが内容量は前年より減少した。食パンサンドイッチでは、20年129.9g/275.9円、21年136.4g/284.0円、22年138.9g/295.4円だったのに対し、23年は130.4g/315.1円。弁当・丼、調理めんでも同様に〝減量・値上げ〟傾向が見られた。

また、スープ・汁物は20年273.4g/147.8kcalが、23年には259.1g/161.2kcalと、内容量が平均約5%減少するが、逆にカロリーは約9%増加した。サラダ・麺類では、容量の減量に関わらず、年々カロリーの減少が目立った。

原油高・原材料高・円安などを背景に、コンビニのPBブランドの売上情報も重要な一環であり、今後も同社では調査、分析を続行していく。

WEB限定記事

-Pickup, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.