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国産素材無糖茶の販売好調!今年は120%を計画/ポッカサッポロ

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新コンセプトは「TOCHIとCRAFT」

登壇した鶴谷リーダー㊧と茶系飲料担当の井上和仁氏

ポッカサッポロフード&ビバレッジは国産素材無糖茶シリーズを、今春から新コンセプト「TOCHIとCRAFT」のもとラインアップを強化する。2月27日には本社で会見し、マーケティング本部飲料ブランド戦略部素材飲料グループの鶴谷哲司リーダーが今後の取り組みを説明した。

国産素材無糖茶は2015年からシリーズを展開。日本各地の希少素材を使用し、手間隙かけたこだわりの味わいが支持され好調な売れ行きを見せている。基幹商品「加賀棒ほうじ茶」は15年の発売当初は7万c/s程の販売だったが、その後のプロモーションによるファン層の拡大もあり18年には100万c/sを突破。販売チャネルも量販店、コンビニ、自動販売機のほか飲食店などブランド接点の拡大も寄与している。

今年はさらなる販売増を目指す上で着目したのが「クラフト感」。鶴谷リーダーは「時代が求める〝いいもの〟が変化している」と語り、かつてのプレミアム感を訴求する〝憧れ買い〟から、素材の良さや手作りといったクラフト感による〝納得買い〟にニーズがシフトしていると分析。

国産素材無糖茶はまさに時代のニーズに適合したブランドと判断。新コンセプト「TOCHIとCRAFT」には、「国産素材・茶葉」「工程」「生産者」「地域の行政」の4つの約束を提供価値に据えた。ブランドステートメントとして「その土地の素材で、その土地の製法で、その土地の人たちと共に、クラフトする。一緒につくる。だからおいしい。」を掲げ、店頭販促を通じ世界観の理解醸成を図る。

2月25日からは新商品「伊達おいしい麦茶」を発売。宮城県産六条大麦シュラインを100%使用し、熱風焙煎による大麦のコクと旨みを引き出した。既存品では「加賀棒ほうじ茶」や第2の柱と期待する「知覧にっぽん紅茶」をはじめ、「富良野ラベンダーティー」「にっぽん烏龍」「熊本おいしい玄米茶」を発売し統一感あるパッケージにリニューアル。ブランド計で前年比1.2倍の444万c/sの販売を計画する。

クラフト感を全面に押し出す

キャラクターには女優の鈴木ちなみを継続起用

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