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田村淳、堀田茜が言葉による味の違いを実感/セントマティック

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日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を開発

イベントの様子(左から栗栖代表、田村さん、堀田さん)

香りのデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するセントマティックは、世界で初めて日本酒の風味を言語化する日本酒ソムリエAI「KAORIUM for Sake」を開発。12月9日に発表会を都内とオンライン配信で開催し、AIが導き出した日本酒の世界観をタレントの田村淳、堀田茜が体験した。

同社は香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに〝情緒的な体験価値〟を付加できる香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立。五感の中でも最も未知な領域といわれる嗅覚(香り)に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を生み出した。

栗栖俊治代表は、香りについて「目に見えず曖昧でわかりにくく、選ぶことが難しい」と表現。抽象的な香りの印象を分かりやすくし、香りのポテンシャルを引き出すことで「さまざまな業界でイノベーションを起こしたい」と抱負を語る。

今回開発した「KAORIUM for Sake」では、日本酒の風味を言葉とともに味わうという新しい飲食体験を提供。酒ソムリエの赤星慶太氏が監修し、日本酒が持つ独特の風味と、多くの言語表現のデータベースを結び付けることで特徴を言葉として可視化する。12月11日に横浜高島屋でオープンする日本酒バー「BAY―ya」に初導入し、2021年1月には東京・新宿の日本酒バル「AKAKUMA」にも提供。順次、取り扱い店舗を増やす考え。

発表会で田村さんと堀田さんは何も見ずに日本酒「伝心」を飲み、その後「KAORIUM for  Sake」によって言語された香り要素を見てからもうひと口。「KAORIUM for Sake」は、「伝心」の味わいを「野花のじゅうたん」「ふくよか」などと言語化し、堀田さんは「言語を見ながら飲むと全然違う。味わいが脳と一体化する感覚」と感嘆。田村さんも「一緒に飲んでいる相手と情報共有できてうれしい。飲食店で普及したら食事が楽しくなる」と笑顔で語った。

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セントマティック社サイト
https://scentmatic.co.jp/

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