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冬場の需要増からむぎ茶を通年化/伊藤園

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ホット専用に「新・ふっくら焙煎」初採用

伊藤園 ホット対応「健康ミネラルむぎ茶」

ホットむぎ茶の定着を説明する相澤氏

伊藤園はホット対応の「健康ミネラルむぎ茶」(275mlPETボトル/115円、500mlPETボトル/140円)を9月7日から全国発売する。これまではエリア限定品だったが、近年むぎ茶飲料は冬場の伸長が著しいことから販売強化を図ることで、むぎ茶飲料の通年化を目指す。

国内のむぎ茶飲料市場は拡大傾向にあり、2019年には約1100億円とこの10年で約3.5倍となった。止渇飲料として夏場の需要期だけでなく、幅広い層も安心して飲めるノンカフェイン飲料であること、冬場の乾燥対策や運動時の水分補給としてのニーズが広がり年間を通し飲用者が増えている。温かいノンカフェイン飲料の市場も拡大しており、同社は「寒い時期の温かいむぎ茶の要望が増加している」と判断した。

そこで全国発売にあたって中身を刷新。原料にはホット専用の六条大麦、二条大麦をブレンドし、自然な香ばしさと甘さを引き出す「新・ふっくら焙煎」をホット専用では初めて採用する。媒体焙煎で香ばしさ、続いて熱風焙煎で甘さを引き出すことで、やかん品質の煮出したての味わい、じっくり飲める余韻が残る後味に仕上げた。自宅やオフィスで温かいむぎ茶を飲みたいというニーズも高まっており、275mlサイズは電子レンジ対応PETボトルを使用する。

マーケティング本部麦茶・紅茶ブランドグループブランドマネジャー相澤治氏は、8月24日にオンラインで会見し今後の展開を説明。寒く乾燥する冬は呼気や皮膚から水分が失われやすく、冬の汗は夏の約2倍のミネラルが含まれていることから、冬場の水分・ミネラル補給を訴求する。店頭でも啓蒙活動に取り組み、ホットむぎ茶の定着、年間を通してむぎ茶で健康づくりをサポートしていく。

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