〝体験型テーマパーク〟にパワーアップ

6年ぶりにリニューアルオープン
UCCグループが運営する日本唯一のコーヒー専門博物館「UCCコーヒー博物館」(神戸市)は、7月1日から6年ぶりにリニューアルオープンする。新たに、コーヒー好きだけでなく、子どもも学びながら楽しめる〝コーヒーのテーマパーク〟をコンセプトに掲げ、体験型コンテンツを大幅に強化する。入館は完全予約制で、5月15日正午から専用サイトで予約受付を開始する。
5月12日に開いた会見で、同博物館の栄秀文館長は「UCCコーヒー博物館は、UCCイノベーションセンター、UCCコーヒーアカデミー、UCC神戸本社とともにUCCグループが創業以来培ってきた『コーヒーの知の集積地』」と語り、リニューアルのポイントを説明した。
■多彩な体験型コンテンツでコーヒーを実感
今回のリニューアルでは、コーヒーに関する知の継承・進化・創造をテーマに、館内展示や外観を刷新。従来の「起源」「栽培」「焙煎」「抽出」「文化」などの展示に加え、新たに「コーヒーの科学と未来がわかる体験ラボ」を設ける。UCCの研究開発拠点「UCCイノベーションセンター」の知見を活用し、コーヒーのサイエンスやサステナビリティを体験型展示で紹介する。

コーヒーの科学と未来がわかる体験ラボ
特に、気候変動によって2050年までにアラビカ種栽培適地が半減する可能性があるとされる〝2050年問題〟にも触れ、「コーヒーのある当たり前の未来」を考える場として訴求する。ハンズオン展示や「コーヒータイプ診断」なども導入し、子どもでも楽しみながら学べる内容とした。

最高峰のコーヒー体験から子どもも楽しめる3Dラテアートまで幅広く用意
また、体験型コンテンツも拡充。コーヒーのプロによるフードペアリング体験を提供する「Lounge by UCC COFFEE ACADEMY」では、スペシャルティコーヒーとスイーツの組み合わせを楽しめるプログラムを展開。「Cube by UCC COFFEE ACADEMY」では、3Dラテアート、ブレンドづくり、ペーパードリップなどを体験できるほか、「Studio」では手網焙煎体験も実施する。

コーヒーラウンジ㊧と、焙煎体験ルーム
同館は1987年、「コーヒーの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい」という創業者・上島忠雄氏の思いから神戸に開館。これまで延べ150万人以上が来館してきた。UCCは今回のリニューアルを通じ、博物館を研究・教育・文化発信を担う「UCC神戸コーヒービレッジ」の中核拠点として位置づけ、次世代へのコーヒー文化継承を強化する考え。栄館長は「幅広い年齢層、ビギナーからプロまで楽しめる博物館が出来上がった。来場者は、まずはリニューアル前の年間7.5万人を目指す」と自信を見せた。
「UCCコーヒー博物館」サイト
https://www.ucc.co.jp/museum/
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