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千葉県・幕張メッセで開催された小売・中食・外食の総合展示会に約8万人が来場/FTJ2020

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近未来のスーパーマーケット像も提案

関係者によるテープカットで開幕

小売・中食・外食の垣根を越えたフードビジネスの総合展示会「FOOD TABLE in JAPAN2020」(FTJ2020)が2月12〜14日、千葉県の幕張メッセ全館で開催された。「第54回スーパーマーケット・トレードショー2020」(SMTS2020/主催:全国スーパーマーケット協会)は〝創〟ニッポンをテーマに、スーパーマーケットを中心とする流通業界に最新情報を発信。さらに特別企画展「Future Store 〝NOW〟〜継続的近未来スーパーマーケット研究〜」を展示。中食産業の最新情報を発信する「デリカテッセン・トレードショー2020」(DTS2020/同)では、「お弁当・お惣菜大賞」を実施。「第15回こだわり食品フェア2020」(食品産業センター)、「第5回外食FOODTABLE」(外食FOODTABLE実行委員会)の同時開催、セミナー、ステージプログラム満載の展示会に、3日間で約8万人の食品業界関係者が詰めかけた。

開会初日に行われたFTJ2020合同の開会式で、SMTS2020実行委員長の横山清全国スーパーマーケット協会会長(アークス社長)は、特別企画展「Future Store 〝NOW〟〜継続的近未来スーパーマーケット研究〜」について、「世の中の流れが早い時代だが、業界の課題解決を具体化した特別企画展を活用し、近未来のスーパーマーケットを多くの人に体感してほしい」と期待。

また、島田勘資経済産業省商務情報政策局商務・サービスグループ審議官と、道野英司農林水産省大臣官房審議官兼食料産業局が祝辞。島田氏は、直近の課題のひとつに今夏から始まるレジ袋の有料化を挙げ、「会場内には課題解決に向けたヒントがある」と述べ期待感を示した。

横山スーパーマーケット・トレードショー2020実行委員長

島田経済産業省商務情報政策局商務・サービスグループ審議官

道野農林水産省大臣官房審議官兼食料産業局

SMTS2020には2331社・団体、3599小間で開催され、1640社以上の地域産品メーカーが出展。海外も20カ国から132社・団体、170小間が参加した。また、特別企画展では近未来のスーパーマーケットモデルを体感・共感できるデモ店舗を展示。〝ViViD MARCHE〜人に近づき、寄り添う〜〟をテーマに、3つのゾーン(スマートコミュニケーション・ウェルネスサポート・エンターテインメント)を通じて、リアル店舗の強みを発信した。

また、ジェトロ(日本貿易振興機構)主催による「ジェトロ食品輸出商談会atSMTS」が同時開催された。

さらにDTS2020には、65社・団体、244小間が出展。恒例の「お弁当・お惣菜大賞」の表彰式も初日に開催された。下に続く…

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会場では今年も大手卸売業、メーカー各社が意欲的な展示を展開。卸売業は今年も最大規模の出展となった国分グループ本社をはじめ、三菱食品、三井食品、伊藤忠食品、日本アクセス、トモシアホールディングス、日本酒類販売が出展。

国分グループ本社は、SMTS加工食品ブースで「注目市場を狙い撃て」をテーマに展開。SM業界が注力すべき伸びゆく市場、取り組むべき市場、空白・手薄な市場、生まれる市場の4つの切り口から、新たな需要を創造する提案や、生活者に役立つ商品・商品分類・売り場づくり・サービスを融合した売り場の提案。それらにSDGsの要素を取り入れた。

さらに発売10周年を迎えた「K&K缶つま」を大々的にアピール。新容器にリニューアルする話題のコンビーフは品質面でのこだわりも力強く訴求した。

また、DTSではミレニアル市場に着目。ワークマン、ラブアース男子、ご褒美女子、時短男子、ヨガ女子、ジム男子の6人をターゲット設定し、それぞれのライフスタイルや願望に合わせた惣菜を提案した。

伊藤忠食品は、昨年7月に資本・業務提携を結んだエブリーの「DELISH KITCHEN」の各種機能や、実際に店頭で実践した売り場展開事例を紹介。また、業務提携を結ぶテクニカンの液体急速凍結機「凍眠」を活用した冷凍食品ブランド「凍眠市場」をアピールするとともに、さらなる展開についても先行展示した。

この他、三菱食品は「食べるをかえる からだシフト」シリーズを大々的に訴求。さらに酒類ではデイリーワインナンバーワンを目指すチリ産の「DANCING FLAME」を力強くアピールした。

三井食品は注力する輸入ワイン「フレンチブルドッグ」や、フィンランドの国民的菓子メーカー・ファッツェルのチョコレートなど、豊富なオリジナル商品を訴求した。下に続く…

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メーカーでは「いつもの食卓に、ニップン」をテーマに掲げた日本製粉が、今年も落合務シェフ(LA BETTOLA)をゲストに迎えたクッキングショーを連日実施し、来場者の関心を集めていた。展示は「ニップン」「オーマイ」「REGALO」を中心に春夏新商品を展示。

昭和産業は、発売60周年を迎えた天ぷら粉を全面的に訴求。SMTS、DTS各会場にブースを出展し、天ぷらデモンストレーションを連日実施。

東洋水産は、昨年11月からマルちゃんチルド麺イメージキャラクター兼マルちゃん焼そばアンバサダーに起用した、元バドミントン日本代表選手の潮田玲子が13日に来場し、トークショーを行った。

この他にも、日本ハム、プリマハム、モランボン、イートアンド、UCC上島珈琲、オタフクソース、キーコーヒー、久原醤油らが大規模展示で意欲的なアピールを行っていた。

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WEB先行記事(スライド写真は上7、中8、下段9枚)

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