プレゼンテーション2019 FOOD SOLUTION
トーカンは展示会「トーカンプレゼンテーション2019 FOOD SOLUTION」を8月21・22の2日間、愛知県のポートメッセなごやで開催。405社が出展し、2300人超が来場した。メインテーマは「新たな価値への挑戦」。食のイノベーションを目指し、会場では最新テクノロジーによる店舗運営の改善や開発商品の提案が充実した。
リアル店舗の強みを生かす最新テクノロジーで注目されたのがVtuberの接客。目新しさから消費者の関心を呼ぶとともに、対話形式なのでしっかり情報発信ができリピートも期待できる。またSNS分析による売場提案も注目を集めた。SNS上で浮かび上がった消費者の不満点としては、「毎日の献立を考えることが難しい」「ホットプレートを毎回片付けるのが大変」といった意見を抽出。そこでホットプレートを頻繁に使える粉もの等のアレンジレシピを提案。実際に店舗で試験導入し手応えがあった。
この他、画像認識による来店者の特性把握やそれに合わせたおすすめメニューの提案、静脈認証を使ったキャッシュレス決済などを紹介。バックヤードの改善提案も行い、掃除道具の姿絵置きなど効率的な整理整頓方法や最新の店舗発注システムを案内した。
自社開発商品も目白押し。健康ニーズを捉えた「王将の杜 ドリンクきなこ」は注力商品として大きく展開。乳酸菌や黒ごまをブレンドして腸活を提案した。酸味と甘みのバランスが特徴の三重県産マイヤーレモンを使った商品も拡充。レトルトカレーに続き、来春にはレモンサイダーとレモンバターを発売予定。
人気外食店とのコラボ新商品では和食の賛否両論と開発した鍋つゆを案内。今後は地元有名店とコラボした商品も発売予定。食材本来の力で健康をサポートするブランド「nutrth」には今秋に乾物商品が登場。
グループの王将椎茸は各業態向け商品や生鮮専用品の他、円筒容器に入れることで保存に便利で土産にも使える用途提案を実施。太平洋海苔は食べ方提案を行った。
また今年4月にトーカンと国分中部の共同持株会社としてセントラルフォレストグループが立ち上がったことから、会場では新会社の紹介とともに国分オリジナル「缶つま」「tabete」などを陳列。
この他、愛知県の野菜摂取量が全国ワースト1であることから野菜不足解消を提案。採血しなくても野菜摂取量が計測できるカゴメのベジチェック体験を行い、野菜メニューも紹介した。また新事業のキッチンカーも案内。現状自社で1台を運営し自社開発のスイーツやチーズハットクなどを販売。そこでの経験を活かし、得意先にキッチンカーの活用を提案する。
WEB先行記事(スライド写真は8枚)