
植物性乳酸菌OS-1010TM
大阪ソーダ(大阪府大阪市)は6月25日、独自開発した「植物性乳酸菌OS-1010TM」を機能性関与成分とする機能性表示食品の届け出が受理されたと発表した。
既に植物性乳酸菌の健康効果をうたう食品やサプリメントは、市場に数多く存在する。同社が発表した植物性乳酸菌OS-1010TM、今までと何が違うのか。
大阪ソーダはかせいソーダ事業を祖業とし、現在に続く基礎化学品の事業を発展させてきた。その歴史の中で合成樹脂などの石油化学分野へ進出し、さらに医薬品精製材料などヘルスケア事業へと業容を拡大している。
植物性乳酸菌OS-1010TMの開発は、同社が40年間にわたり続けているバイオ研究の中で独自に見出したもの。2023年から美容価値の高い新しい植物性乳酸菌として商品化し、サプリメント製品に利用されていたが、ユーザーからの要望もあって、今回、機能性表示食品の認証を得た。

植物性乳酸菌OS-1010TMの菌株
●OS-1010とは抗老化乳酸菌
エイジングケアが注目される時代を迎え、同社は食による健康寿命の延伸を目指し、“抗老化乳酸菌”の探索を始めた。そこで着目したのが細胞の老化に関わるミトコンドリアの働き。
老化の要因のひとつにミトコンドリアの機能障害が挙げられる。ミトコンドリアはエネルギーの生産工場であり、加齢によりミトコンドリアの数が減少するとその質が劣化することが報告されている。逆に言えばミトコンドリアを活性化することができれば健康寿命伸延の可能性が見込まれるということ。
その活性化に働く乳酸菌として同社が発見したのがOS-1010。これまでの植物性乳酸菌商品でよく使われるのは、Lactobacillus(ラクトバチルス)属などであるのに対し、同社のOS-1010はブドウ由来で希少なFructobacillus fructosus(フルクトバチラス・フルクトサス)属で、独自に工業生産・商業化に成功した。

●「乳酸菌×肌弾力維持」の機能性表示は国内初
OS-1010は腸管から内分泌性エクソソーム(細胞外小胞)を分泌する。エクソソームがミトコンドリア活性化などの情報(マイクロRNA)を運搬する。
エクソソームとは細胞と細胞の間を行き来する細胞外小胞の一種で、その中にはたんぱく質やマイクロRNAなどが含まれる。
OS-1010が腸管上皮細胞に働きかけることでエクソソームの分泌を促し、真皮線維芽細胞に作用する。その結果、「ヒアルロン酸合成関連遺伝子」の増加、「エラスチン形成関連遺伝子」の増加が確認されており、これら科学的根拠により肌の弾力維持に寄与していると考えらえる。
OS-1010は他の乳酸菌と異なり、肌のハリ・弾力という生体反応にまで影響していることが大きな特長だ。
乳酸菌で「肌弾力維持」の機能性表示食品受理は国内初であり、同社乳酸菌がオンリーワンの商品となる。
●加工に使いやすいメリットも
OS-1010は加工面でも特長がある。加熱殺菌体のため、加工食品などの製造工程において熱に影響されない。1日6mgの低配合量のため、風味に影響せず、他の成分との適合性も高いという点で既存ユーザーからも好評を得ている。
注目が集まる新機能の「植物性乳酸菌OS-1010 TM」。最近の研究では美肌効果だけでなく、ヒト試験で抗肥満効果、マウス試験で筋力低下抑制効果や肝機能改善効果も認められたという。トータルエイジングケアをコンセプトにした商品としての付加価値作りに貢献するものと期待される。
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