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京都で6年ぶりに三つ星店が誕生/日本ミシュランタイヤ

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二つ星5軒・新一つ星19軒、関西の〝食の躍動〟鮮明に

日本ミシュランタイヤは4月23日、「ミシュランガイド京都・大阪2026」の全セレクションを発表。同日14時30分に公式サイトおよびアプリで公開、書籍版は4月28日に発売した。

今回の最大のトピックは、京都・大阪エリアで6年ぶりとなる三つ星の誕生だ。日本料理店「美山荘」(京都市・左京区)が評価を上げて三つ星に昇格し、グリーンスターも維持した。京都・大阪で三つ星の新規誕生は2020年版以来となる。これにより三つ星掲載店は京都6軒、大阪3軒の計9軒となった。

「美山荘」当主・中東氏、三つ星昇格に喜びのコメント

美山荘は初版となる2010年版で一つ星、翌年に二つ星を獲得し、今回三つ星に到達した。当主の中東久人氏は記者会見で「いつか三つ星を取りたいと思っていた。獲得をしたからには、自分の感性をさらに開いて頑張っていきたい」と語った。近年の食の変化については「足元をしっかり見て、何を感じ、何をつくり上げていくかが大切」と述べた。

二つ星には新たに5軒が名を連ねた。京都の「獨歩」「東山 吉寿」「室町 唯」「徳ㇵ本也」と、大阪の「照屋」はいずれも一つ星からの昇格。一つ星は計19軒(京都12・大阪7)が誕生し、ビブグルマンも京都3軒、大阪9軒が新規掲載となるなど、関西全体で層の厚みが一段と増した。掲載総数は479軒(京都244・大阪235)。

アワード部門では、京都・大阪エリアで初となるソムリエアワードを大阪のフランス料理店「LOUISE」のオーナーソムリエール、田中美希氏が受賞。料理との精度の高いペアリングとホスピタリティ、フランスワインを愛する情熱が評価された。メンターシェフアワードには「柏屋 大阪千里山」の松尾英明氏、サービスアワードには京都「高台寺 和久傳」の桑村祐子氏が選ばれた。

「LOUISE」田中氏、京都・大阪初のソムリエアワード受賞

須藤社長

同日開催されたセレモニーで、日本ミシュランタイヤの須藤元社長は、2025年の大阪・関西万博を契機に関西の食と観光への注目が高まったと指摘。「新店の挑戦と名店の進化が重なり、関西の食文化は一層躍動した」と総括した。

さらにミシュランガイドの役割について、「安全で快適な旅のための情報」という原点に触れつつ、デジタル展開の強化を強調。〝手に取る本〟から〝いつでもアクセスできるメディア〟へと進化させる方針を示した。すでに2023年から公式アプリを展開しており、情報提供の即時性と利便性の向上を図っている。

なお、評価基準は三つ星を「そのために旅行する価値のある卓越した料理」、二つ星を「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」、一つ星を「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」と定義。ビブグルマンは「価格以上の満足感が得られる料理」としている。さらに、「ミシュランガイドお勧めの飲食店・レストラン」はセレクテッドレストランとして位置付け、毎月更新のうえ、ミシュランガイド公式ウェブサイトおよび公式アプリで公開している。グリーンスターは「食に対する新たなアプローチを体現するレストラン」を示す。

記者会見で昇格・受賞を祝し乾杯

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