THE FOOD WEEKLY

HEADLINE デジタル・IT/EC 小売

リテールメディア強化へ新会社/セブン‐イレブン・ジャパン

投稿日:

電通、サイバーエージェントとさらなる高みへ

リテールメディアに大きな期待を寄せる

セブン‐イレブン・ジャパン、電通、サイバーエージェントは6月11日、店頭サイネージ、レジ、アプリを活用したリテールメディア事業の拡大に向けた合弁会社「セブン‐イレブン・アドコネクト」を設立すると発表した。9月1日から事業を開始する。発表当日には、セブン‐イレブン・ジャパンの本社(東京都千代田区)で会見を開き、各社トップが狙いと今後の展開を説明した。

■阿久津社長「新たなメディアへ」
新会社は、セブン‐イレブンの店舗網や顧客基盤、電通の統合プランニング力とクリエイティビティ、サイバーエージェントのAI技術や広告配信力を掛け合わせ、広告と店頭販売を一体化したサービスの構築を目指す。約2万2,000店舗とアプリ会員約2,800万人の接点を活用し、購買までを一気通貫でつなぐ。

阿久津社長

新会社で代表を務める杉浦氏

セブン‐イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長は、「広告をワクワクする情報へ進化させ、買い物体験を豊かにする」とミッションを説明。「生活者、広告主、加盟店、3社のすべてに価値をもたらす〝四方良し〟の新たなメディアを目指す」と強調した。

セブン‐イレブン店穂には、1日約2,000万人が来店、約6,000万点の商品が販売される顧客接点を持つが、「その力はまだ半分しか活用できていない」と指摘。今後、リテールメディア事業を成長ドライバーと位置づける。

■3社連携で課題克服
一方で、広告領域における知見やクリエイティブ力の不足などの課題も認識しており、電通とサイバーエージェントとの連携により高度化を図る。阿久津社長は「3社の強みを掛け合わせ、新しい広告の世界を創出する」と述べた。

電通の松本千里社長

サイバーエージェントの山内隆裕社長

■杉浦氏、背景と狙い説明
新会社で代表を務めるセブン‐イレブン・ジャパン新規事業推進室総括マネージャーの杉浦克樹氏は、リテールメディアについて「広告接触から購買までを近い距離で結びつけられる点に可能性がある」と説明。店舗網や、来店客数といった接点をメディアとして活用する考えを示した。

また「マス広告やデジタル広告と統合した活用が重要」とし、3社連携により広告サービスの高度化を図るとした。

3社の強みを最大限発揮へ

■2030年に200億円規模
同事業で得た収益は店舗施策や加盟店支援に還元する方針で、2030年には新規事業として200億円規模の収益創出を目指す。

阿久津社長は「日常生活における便利さや快適さ、身近なおいしさを提供することが我々の価値」とした上で、「今回の取り組みはその価値をさらに高める一歩」と述べ、今後の展開に意欲を示した。

「セブン‐イレブン・ジャパン」サイト
https://www.sej.co.jp/index.html

WEB先行記事

-HEADLINE, デジタル・IT/EC, 小売

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2026 All Rights Reserved Powered by STINGER.