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業界発展を祈願、発祥の地で感謝祭/三輪素麺

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三輪そうめん音頭を初披露

素麺感謝祭でお祓いを受ける三輪素麺関係者

奈良県三輪素麺工業協同組合(小西幸夫理事長)、奈良県三輪素麺販売協議会(池田利一会長)は、8月28日に奈良県桜井市の大神神社で第39回「三輪素麺感謝祭」を催行。

素麺繁忙期の販売について組合員に感謝し、今後の業界発展を祈願。巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏した。祭典後は「三輪素麺掛唄」と、初めて「三輪そうめん音頭」が奉納された。

小西理事長は、今夏の素麺販売実績に開口一番「例年のように良かった。上級品の〝神杉〟が良く売れた」と即答。上半期目標の9万9000ケースには届かなかったが、9万5000ケースでの着地に、精一杯頑張ったと話す。

販売協議会の池田会長も「販売推移は、昨年並み」と、安堵の回答。その上で、素麺の生産量アップを今後の課題に挙げた。今夏は、一部の生産者の体調不良などもあって生産量が減少。高級品の〝神杉〟が、需要に追い付かず品薄状態に陥った。来期は各メーカーに依頼して、10%程度の生産アップしたい意向を伝えた。また、今後の生産人員確保に向けて同協会・同組合も、奈良県や中小企業と協力し、若手生産者の確保・発掘を進めたい考えだ。

今回初めて公開された「三輪そうめん音頭」は、三輪素麺生産者の発案の、盆踊り型の全員参加の踊り。桜井市役所や地元企業の社員も参加して、素麺発祥の地「三輪」を全体で盛り上げていく。

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