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10年目の再訴求 KOHYO三宮店リニューアル/光洋

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生鮮構成比向上、デリカも充実し即食提案を強化

農産売り場拡充で訴求力アップ

光洋は9月14日、KOHYO三宮店(神戸市)をリニューアルオープン。2011年9月に複合型商業施設・ミント神戸の地下1階に開業し10年目を迎えた。施設の地下街リニューアルに伴い、一部増床し周辺住民や若者需要の取り込みを図る。

JR西日本と阪神電鉄の中間に位置する駅前立地。店舗前を行き交う人は多く、オフィス需要も高いことから1日当たりの来店客数は5千人を超える。一方で地域住民や若者の需要獲得が不十分として、拡大した農産売り場を入り口付近に設置し食品SMの魅力を再訴求。またテナントベーカーリーが撤退した跡地にデリカコーナーを拡充し即食提案を強化する。

農産はフレッシュ果実を使用した「フルーツサンド」を新たに導入。またオーガニック野菜もコーナー化し品ぞろえも充実させた。水産は兵庫県近海の鮮魚をそろえたほか、刺し身や寿司などでマグロ尽くし、サーモン尽くしを提案。畜産はJA鹿児島経済連との直取引を通じ、鹿児島県黒毛和牛をお値打ち価格で訴求。デリカはインストアベーカリーによる店内焼き上げの「焼きたてPIZZA」を種類豊富に展開。52%程度だった生鮮4品の構成比を54%まで引き上げる。

加工食品は、関西では同社とダイエー店舗のみで販売する「たんぱく質のとれるゆず香るおだしの湯とうふ」「同松茸香るおだしの湯とうふ」、同じくダイエーとの共同企画品「しっとりベイクドチーズケーキ」を訴求。また、植物性食品やオーガニック商材など健康提案も随所で実施。さらに生鮮・加食で焼くだけ、レンジアップするだけの「簡便クック」も提案。通路幅を広くして買い回りしやすくしたほか、今後はイートインの設置も予定。売上高は改装前比で106%を見込んでいる。

【店舗概要】売り場面積/279坪(売り場で15.7坪、バックヤード含め24.5坪の増床)▽商圏/500m圏内=5438世帯・8125人、1㎞圏内=約2万8千世帯・約4万3千人▽売上構成比(SKU)/農産12%(285)、水産10%(600)、畜産14%(225)、デリカ18%(355)、日配22%(1750)、ドライ23%(4400)、非食品1(550)

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