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ギョーザ無敵の4連覇、オハヨーも連続受賞/日本アクセス

投稿日:2023年12月18日

名古屋で「チン!するレストラン」開催へ

右から日本アクセスの服部社長、オハヨー乳業の奥浪氏、味の素冷凍食品の山口氏、日本アクセスの佐々木会長

日本アクセスが冷凍食品とアイスクリームの売り上げ拡大と認知度向上を目的とする「フローズンアワード2023」の表彰式が12月12日に本社で開催された。今年の冷食・アイスクリーム総選挙のグランプリには、冷凍食品では味の素冷凍食品「ギョーザ」が4連覇を達成。アイスクリームではオハヨー乳業が「昔なつかしアイスクリン」で獲得した。

10月~11月にかけて実施された「フローズンアワード2023」には、48企業(冷食28社・アイス19社・特別協賛1社)、235品(冷食151品・アイス84品)がエントリーし、消費者のWEB投票で決まる「観て投票コース」と、参画企業の対象商品を買って応募する「買って応募コース」で実施された。

「観て投票コース」では、ログインフローやPR動画をスマホ仕様の縦型に変更するなどの改善、賞金の充実もあって、総得票数は314万8354票(前年比118%)と大きく伸長。「買って応募コース」も応募条件を250円→500円に引き上げたものの、応募総数こそ4万2557件(前年比60%)と落ち込みを見せたが、金額ベースでは121%(2127万8500円)、買い上げ点数ベースでも114%(4.1点)と成果が見られた。またYouTubeを活用した「フロアワTV」の再生回数平均は1万8282回(前年比114%)と、各種キャンペーンへの流入につながったと分析する。

注目の「冷食・アイス総選挙2023」では、冷凍食品部門で味の素冷凍食品の「ギョーザ」が総得票数2万2693票(前年1万8991票)を獲得して5回目(4年連続)のグランプリを獲得し、歴代最多を独走。アイスクリーム部門ではオハヨー乳業が2年連続で受賞。今年は「昔なつかしアイスクリン」が1万5957票を獲得し、昨年の「BRULEE」(1万2410票)を上回った。

味の素冷凍食品「ギョーザ」は今年発売50周年を迎えた中、春に価格改定を行った影響から上期の販売は苦戦している。味の素冷凍食品マーケティング本部国内統括営業部の山口元洋氏は「それだけに感慨深い」と喜びを語るとともに、ギョーザを起点に冷凍食品需要の活性化に貢献していく思いを述べた。さらに毎年フローズンアワード開催時期には社内のモチベーションが高まっていると話したのは、オハヨー乳業中日本エリア統括マネージャーの奥浪泰亮氏。アイスクリーム需要の活性化に貢献していく意気込みを見せた。

なお、部門別では冷食で味の素冷凍食品とニチレイフーズ、マルハニチロがそれぞれ3部門で1位。アイスクリームではオハヨー乳業が3部門、ハーゲンダッツジャパンが2部門で1位を獲得し勢いを見せた。

また、日本アクセスの服部真也社長は、今期のフローズン・アイス売り上げ状況を報告。4~9月はフローズン全体で前年同期比112%。家庭用は112%で、冷食が108%、アイス115%。10~11月も全体で112%。家庭用は108%で、冷食が106%、アイス111%と好調な販売が続いている。そして、通期では110%を上回る見通しを示した。

今後は年明けから「みんなで選んだ№1プレゼントキャンペーン」(1月8日~2月29日)を実施し、店頭販促を強化。さらに東京(2022年10月)、大阪(23年6月)と大きな反響を得た「チン!するレストラン」の名古屋開催も決定。24年4月13~28日にグローバルゲートで、座席数を増やすなど過去最大規模での実施を計画する。約200種類の冷凍食品やアイスが食べ放題で楽しめる新感覚レストラン。卸売業ならではの提案力と情報力を駆使し、フローズンカテゴリーのさらなる需要喚起と認知拡大を目指していく。

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