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幸せを売る!創業100周年感謝の会開く/お多福グループ

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海外事業が成長ドライバー

盛況に100周年〝感謝の会″開く

オタフクホールディングス・佐々木茂喜社長

オタフクソース・佐々木孝富社長

お多福グループは10月18日、リーガロイヤルホテル広島で創業100周年感謝の会を開催。取引企業など275人が集まった。

100周年イベント・感謝の会ではオタフクホールディングス・佐々木茂喜社長が「創業者の〝幸せを売れたらええで〟の言葉でスタートした当グループは、今もその言葉を理念としている。次の100年も創業者の思いを大切に愛される企業として発展したい」と語った。この後、広島県にゆかりのある岸田文雄総理のビデオメッセージが放映されたほか、来賓代表の挨拶を味の素・藤江太郎社長が務め、パートナー企業の代表者らによる鏡開きが行われた。また、お好み焼士による鉄板パフォーマンスや演劇「ふくがたり~お好みソース誕生~」も上演され、会は盛況のうちに閉幕した。

近況報告会では22年9月期仮決算として、国内6社連結売上高が257億7500万円(前年同期比7億3600万円増)、経常利益12億1000万円、海外含むグループ9社では286億1400万円(10億9500万円増)、14億5500万円と発表。このほかオタフクソース・佐々木孝富社長が中計経営計画や今期の方針、海外事業の進捗や計画について説明した。

注力する海外事業の前期実績は、オタフクソースと海外法人3社の売上高276億円のうち約16%の44億円だった。中国はゼロコロナ政策から前年比92%程度だったが、アメリカは126%、マレーシアも177%と、外食復活による高い伸びを示した。海外はいずれも業務用主体で展開してきたが、現地のEC企業とのコラボやイベント開催などで一般消費者との接点を増やしていく。

輸出は10年間で3倍の成長を見せ、対象地域も約50カ国に増加。今期も113%となる18億円を見込む。現地の日本人社会向けを足掛かりに、日本食市場、現地のローカル市場と拡大を進め「お好み焼=ボーダレスフード」の確立を図る。

パートナー企業の代表が集まり鏡開き

お好み焼士によるパフォーマンスも

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