チーズ、健康、PBFを強化 ベトナム起点に海外事業も加速

秋季の新商品・改良品
雪印メグミルクは8月26日、本社(東京都港区)で会見を開き、秋季の新商品・改良品を発表した。グループ全体では新商品15品、改良品10品など計28品を投入。食シーンの提案を通じたチーズの需要開拓に加え、健康志向や食の多様化に対応した商品を展開し、国内外で成長領域の拡大を図る。
稲葉聡取締役常務執行役員は、新商品・改良品について、2030年に向けて「どのような領域で成長し、お客様にどのような価値をお届けしていくかを具現化したもの」と説明。中期経営計画「Next Design 2030」で掲げる「乳の産業価値を高める構造変革」と「成長の果実の育成と収穫」をテーマに、①チーズ、②飲料・ヨーグルト、③プラントベースフード、④機能性商品の4領域を強化する考えを示した。特にチーズは重要カテゴリーと位置付け、食シーンや食べ方の提案を通じて新たな需要を創出する方針だ。

稲葉常務

さけるチーズ カレー味」
■チーズで新たな需要開拓
乳食品事業では、チーズを中心に新たな食シーンを提案する。「雪印北海道100 さけるチーズ カレー味」は9月1日に25g、10月1日に50gを発売。家庭的なカレー味で、子どもから大人まで楽しめる味わいとし、子育て層を中心としたおやつ・間食需要の開拓を狙う。
「同 カマンベールチーズ 宵(よい)切れてるタイプ」(45g、370円)は、バジル&ガーリック味を10月1日、ベーコン&ペッパー味を11月1日に発売。独自の3個入り容器でトライアルしやすくするとともに、ワインやビールなどとのペアリングを提案し、30代以下の需要を取り込む。
また、「torochi モスバーガー監修 チーズソース」(100g、436円)を9月1日に発売。北海道産チーズを原材料チーズ中100%使用し、なめらかでとろとろの食感を生かして、料理や食材にかけて楽しむ新たなチーズの食べ方を提案する。

「カマンベールチーズ 宵(よい)」

「ナチュレ 恵 megumi えんどう豆生まれ プレーン」
■健康志向の商品を強化
市乳事業では、健康寿命の延伸に向け、健康志向や食の多様化に対応した商品を強化する。「MBPドリンク」(100g、150円)はパッケージと風味を、「MBPドリンク 糖類オフ・低カロリー」はパッケージを改良し、より手に取りやすく継続しやすい商品を目指す。
さらに、新商品「ナチュレ 恵 megumi えんどう豆生まれ プレーン」(400g、280円)を9月22日に発売。えんどう豆たんぱく質を使用したプラントベースフードで、ガセリ菌SP株による「腸内環境を改善する」機能を付与した機能性表示食品とした。前身商品の課題だった風味のギャップや苦み・渋みを見直し、植物性ヨーグルトユーザーに向けて新たな選択肢を提案。遠藤憲一を起用したプロモーションも展開する。
改良品では「乳酸菌ヘルベ ヨーグルト ドリンクタイプ」(100g、150円)も9月29日に発売し、従来の目や鼻の不快感緩和、睡眠の質向上に加え、ストレスや疲労感の軽減、リラックスに関するヘルスクレームを追加する。
■ベトナムを軸に海外事業を拡大
海外事業では、ベトナムを成長拠点と位置付け、事業拡大を進める。海外事業の利益目標は全体の20%に当たる70億円。東南アジアのチーズ事業では、「雪印メグミルク インドネシア」が13年からプロセスチーズの製造・販売を展開しており、今年6月下旬には「雪印メグミルク ベトナム」の工場が稼働。ベトナムでは人口増加や経済成長、中間所得層の拡大、食の洋風化・多様化などを背景にチーズ市場が伸長しており、まずは業務用プロセスチーズから展開する。日本で培った知見や加工技術を生かし、現地ニーズを捉えながらカテゴリーを拡大するとともに、周辺国への展開も進め、アジア全域の成長を取り込んだプロセスチーズのグローバル展開を加速させる。
「雪印メグミルク」コーポレートサイト
https://www.meg-snow.com/
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