大手4ブランドを分析し新たな提案
コメ価格の高騰が続くなか、家庭の食卓に変化が起きている。米の代わりに食卓への登場頻度が増えた食品として「ヨーグルト」が注目されているという。こうした背景を受け、〝食〟の見える化を手掛ける味香り戦略研究所は、国内主要4ブランドのプレーンヨーグルトを対象に、「味」「香り」「食感」の3つの観点から食味特性を分析し、ヨーグルトの新たな可能性を提案した。
分析対象となったのは、明治「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」、森永乳業「永ビヒダス プレーンヨーグルト」、雪印メグミルク「ナチュレ恵 megumi」、小岩井乳業「小岩井生乳100%ヨーグルト」の4品。味覚センサやGC-MS、レオメータなどを用いて比較した結果、それぞれに異なる個性があることが明らかになった。
たとえば、「明治ブルガリアヨーグルト」は、酸味の立ち上がりが強く後味がすっきり。「森永ビヒダス」は、発酵由来の香りと粘りによる余韻の長さが際立つ。「ナチュレ恵」は、味・香り・食感のバランスが良く、「小岩井生乳100%ヨーグルト」は穏やかな味わいとなめらかな口当たりが特長だという。これらの違いは、酸味の強弱だけでなく、香りや食感の組み合わせによって生まれていることが示された。
さらに、それぞれの特性に合わせた食べ方も提案。「明治ブルガリアヨーグルト」には塩、「森永ビヒダス」にはスパイス、「ナチュレ恵」にはナッツ、「小岩井生乳100%ヨーグルト」には柑橘ピールやハーブを合わせることで、食事の一品としての魅力が高まるとしている。

食感の主成分分析結果

主要香気成分の主成分分析結果
ヨーグルトはこれまでデザートや朝食の脇役として捉えられがちだったが、今回の分析では〝組み合わせ次第で食卓の主役になり得る〟可能性が示された。コメ価格高騰によって食生活の見直しが進むなか、ヨーグルトが新たな食の選択肢として存在感を高めるかもしれない。
味香り戦略研究所サイト
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