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世界即席麺需要、25年は0.7%増の1242億食/世界ラーメン協会

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アジア市場が成長けん引、日本は2年連続増

世界ラーメン協会(WINA)は8月6日、2025年のインスタントラーメン世界総需要を発表した。世界総需要は前年比0.7%増の1242.1億食となり、9億食増加した。米国の通商政策や中東情勢の緊張などを背景に、原材料価格や物流コストの上昇が企業経営に影響を及ぼす環境が続く中でも、世界市場は底堅い成長を維持した。

地域別では欧州を除くすべての地域で需要が前年を上回った。特にアジアが引き続き世界市場をけん引したほか、中南米や中東・アフリカでも高い伸びを示した。WINAは、地政学リスクや原材料価格の高止まりが2026年も企業の調達や価格戦略に影響を及ぼすとの見方を示す一方、各地域で需要拡大が続いていると分析している。

国・地域別では、中国・香港が432.7億食で首位を維持したものの、前年比1.2%減となった。景気は回復基調にある一方、デフレ下で節約志向が続いたことなどが影響したとみられる。2位のインドネシアは145.4億食で前年比1.0%減。通貨安や原材料価格の上昇による値上げが購買力に影響したが、カップ麺は引き続き成長しており、中長期的な市場拡大が期待されている。

一方、3位のインドは96.0億食と前年比8.9%増となり、主要国で最大の増加を記録した。GST(物品・サービス税)の減税効果に加え、ECチャネルの拡大や商品ラインアップの充実が市場拡大を後押しした。4位のベトナムも82.3億食と堅調に推移し、1人当たり消費量では世界トップを維持している。

日本は59.5億食で前年比0.9%増となり、2年連続で前年を上回った。上期は米価高騰を背景に、即席麺のコストパフォーマンスが見直されたことで需要が拡大。一方、下期は政府備蓄米の放出などにより米価上昇が落ち着き、節約志向も強まったことから前年を下回ったものの、年間では小幅ながらプラス成長を維持した。

世界の即席麺市場は、中国やインドネシアなど成熟市場が足踏みする一方、インドをはじめとする新興国が成長を支える構図が鮮明になっている。日本市場も物価動向による影響を受けながら、手頃な価格と利便性が改めて評価され、底堅い需要を維持した。2026年もコスト上昇への対応が課題となる一方、世界市場全体では新興国を中心とした需要拡大が続きそうだ。

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