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野菜たっぷり弁当、販売中/イオン~近畿地区~

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イオンスタイル85店舗で

3校がそれぞれのお弁当をアピール

イオンリテール近畿カンパニーは5月29日~6月25日まで、近畿地区のイオン、イオンスタイル85店舗で、管理栄養士養成校である同志社女子大学、京都女子大学、京都光華女子大学の学生が考案した産官学連携の「野菜たっぷり弁当」を販売中。

同志社女子大学「野菜たっぷりの彩りカレー弁当」

京都女子大学「10種の野菜たっぷり弁当」

京都光華女子大学
「レモン香るチキンとカラフル野菜弁当」

同社は京都市が推進する「健康長寿のまち・京都」の実現の一環として「そうだ、野菜とろう!」キャンペーンに賛同する3大学と協働し、主食・主菜・副菜がそろった野菜を多く含む弁当6品目を展開。学生が栄養面や彩りに配慮し考案したメニューを、同社が商品化したもので、今回5回目を数える。メニューは各校が2品ずつ考案。1品×3校の3メニューを第1弾として5月29日~6月11日まで、第2弾は6月12日~25日まで販売し、飽きの来ないメニュー展開を行う。価格は各598円。

同志社女子大学は第1弾メニューに「野菜たっぷりの彩りカレー弁当」、第2弾に「鶏の黒酢あんかけと彩り野菜弁当」を用意。「彩りカレー弁当」は弁当では珍しいカレーを使用し、野菜が苦手な人も食べやすくした。塩分2.9gなど可能な限り抑える一方で多くの野菜を使い彩りにも配慮した。

京都女子大学は「10種の野菜たっぷり弁当」「彩り豊かな鯖のハニーマスタード弁当」を提案。ヘルシー性と食べ応えの両立に挑戦しつつ、華やかな彩りも重視し弁当売場での視認性を高めた。特に多品種の野菜と黒米を使った点が人目を引くことに貢献している。

京都光華女子大学は「レモン香るチキンとカラフル野菜弁当」「彩り野菜と梅おろしカップ弁当」を考案。暑い季節にさっぱりとしたメニューを提案すべくレモンペッパーオイルや食酢を重視した。また女性ユーザーを意識し、鉄分豊富なほうれん草などをマストアイテムとして採用した。

3校とも制限された塩分使用量や野菜を食べやすくする工夫などに頭を悩ませることはあったものの、イオンリテールのデリカメニュー開発担当者が可能な限り学生の意向をくんだ姿勢を見せたこと、598円という一般弁当と比べワンランク上の価格帯もあって、苦労以上に完成し店頭に並んだことの喜びが勝っている様子だった。

発売初日、早速関心を示す来店客

●京都桂川店は弁当ナンバーワン店舗
イオンモール京都桂川で行った説明会によると、5年を迎え「野菜たっぷり弁当」は着実に浸透しているという。店舗によっては予約注文もあり、今年も期間中の売上は前年比106~107%を見込む。コストアップの環境下だが、学生が考案してくれるレシピの再現性を重視し、資材の変更などで抑制している。なお、同モール内のイオンスタイル京都桂川店はデリカ販売では全国のイオンスタイルの中で上位に位置しており、昨年の弁当販売では全国ナンバーワンだった。今年の野菜たっぷり弁当にも大いに期待するとともに、引き続き弁当を中心としたデリカメニューの販売に意欲を見せている。

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