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食べるスムージー店オープン/阪急うめだ本店×カゴメ

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べジチェックで納得購入

〝食べるスムージーショップ″が本オープン

阪急うめだ本店のオンリーワンショップ第13弾として、カゴメとコラボした「KAGOME GREENS Catch the Rainbow」(詳細既報)が10月16日、本オープン。カゴメの人気商品スムージーシリーズの中でも、高質品である「GREENS」をゼリー状にした食べるスムージーショップだ。

GREENSを関西で初めて発売した2017年、カゴメは阪急うめだ本店で期間限定のショップを出店。来店客から非常に高い評価が得られたため、両社はさらなるコラボ企画を模索していた。

日本人の1日当たりの野菜摂取量は、必要とされる350gより60gほど少ない。この差を埋めるには1日3度の食事時のみで野菜摂取を意識するのではなく、間食で手軽に補給を提案すべき。それにはひと口サイズのスイーツ系商品が良い―。コンセプトが定まってから約1年、野菜の健康性はカゴメ、スイーツの知見は阪急が、それぞれの強みを生かし店舗オープンにこぎ着けた。

本オープンを前に10月14、15日にプレオープンしギフトを除く7品種を販売した。単品では中心商材の「ケールグリーン」が売れ筋となったほか、5品種をアソートした「レインボーパック」「レインボーボックス」がトライアル需要もあり好評だった。平均単価は1500~2000円程度で、2日間の売上高は100万円強と予想を上回った。

飲料スムージーは30~40歳代の女性を中心に、スーパーやコンビニで人気がある。百貨店ユーザーには年配者が多いが、健康を気遣う世代のため、手軽な野菜摂取というコンセプトが響いた。

商品特性を理解して購入する人が多かったのは、カゴメが「野菜をとろうキャンペーン」の中で、主に企業向けに提案するベジチェックの存在が大きい。センサーに手を置くだけで、野菜摂取の充足度が測定できる機器を売り場に設置(本オープン以降も常設)。これがコミュニケーションツールの役割を果たした。来店客が納得して購入するという、いわばカウンセリング販売が同店舗最大の特長となった。

健康提案の商品だけに、手土産ギフトとしての需要も期待される。今年の歳暮商戦での訴求は見送ったが、需要があればのし紙なども対応。また来年以降は中元、歳暮、通年など各ギフト市場での本格展開も視野に入れる。大阪・梅田からの新しい健康提案の発信に注目だ。

プレでは詰め合わせとケールグリーンが人気

お客さんが関心を寄せるべジチェック

ギフトは歳暮受注にも対応

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