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野菜をとろう!弁当考案で京都3大学と連携/イオンリテール

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近畿地区で販売 第1弾は6月2~15日

京都桂川店で商品アピールする学生達。左から京都女子大学、京都光華女子大学、同志社女子大学

イオンリテール近畿カンパニーは6月2~29日の期間、近畿地区のイオンおよびイオンスタイル86店舗で、京都市内の管理栄養士養成校3校の学生考案による「野菜たっぷり弁当」を販売している。

京都市は6月を食育月間と定めており、2018年からは野菜摂取を呼び掛ける「そうだ、野菜とろう!」キャンペーンを展開中。同社は昨年からキャンペーンに協賛し、1食で半日分の野菜が取れる弁当を産学連携で開発・販売。今年は連携する学校、弁当メニュー数を増やし、さらなる地域密着・貢献を進める。

京都市の食育月間である6月中、「野菜たっぷり弁当」を販売(イオンスタイル京都桂川店)

今回参加する大学は、京都市が栄養管理士養成コースのある市内の3校を選定。昨年も参加した京都女子大学ほか、京都光華女子大学、同志社女子大学が、それぞれ工夫を凝らし野菜充実の弁当メニューを考案した。

第1弾(販売期間:6月2~15日)は「13種野菜と鶏塩だれのお弁当」(京都女子大学)、「たっぷり野菜とバジルチキン弁当」(京都光華女子大学)、「2種のご飯と彩り7種おかずの9枡弁当」(同志社女子大学)の3品で、いずれも598円。第2弾(6月16~29日)も3品を予定。概要は後日発表する。

京都女子大学=もち麦黒豆を使用。野菜本来のおいしさを重視

京都光華女子大学=十穀米を採用。バジルチキン、ラタトゥユなど

同志社女子大学=十穀米、もち麦黒豆の2種。多様な野菜で9品目

野菜半日分=180g以上という条件に加え、考案した学生の趣旨を正確に再現することを優先した結果、商品製造はアウトパックとした。おいしく野菜を取るというコンセプトを実現するため試作にも時間を要し、3種の弁当で1カ月以上をかけて作り込んだ。

イオンスタイル京都桂川店はイオンモール京都桂川の核テナントで、デリカ販売は全国のグループ店舗でもトップクラス。モール内の大型店だが、近隣には住宅街もあり日々の食品需要が高い。文京区でもあり開発・販売の両面で、今回のような地域密着策を啓発するには適した商圏といえる。

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