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消費者のネットレシピを商品化へ/エスビー食品

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レッチャ!グランプリ2019最終審査会

レッチャ大賞3人と記念撮影

エスビー食品は「レッチャ!グランプリ2019」の最終審査会および表彰式を6月28日、ベターホーム協会渋谷校で開催した。

総務省の「異能(Inno)vation」プログラムジェネレーションアワード部門で表彰された「ネットレシピ商品化プロジェクト」を、「みんなでつくるおいしい発想 レッチャ!」プロジェクトとして昨年スタート。

第1回「レッチャ!グランプリ2019」で、昨年12月14日から今年2月13日の期間、一般の消費者からアイデアレシピを募集した。集まった8373作品の中から3月末の一次審査で179作品をノミネート。5月の二次審査で50作品に絞り込まれ、最終審査を迎えた。

審査はフランス料理の藤田真弘氏を委員長に、日本でのフランス料理普及に貢献したダニエル・マルタン氏、カレー評論家の一条もんこ氏、スパイス調合家の日沼紀子氏、レタスクラブニュース編集部長の大家太氏、エスビー食品取締役開発生産グループ担当兼商品部長の小島和彦氏、同社マーケティング企画室デザイン広告ユニットの木下茂氏の7人で行われた。

小島氏は同プロジェクトの狙いについて、「食品のライフサイクルが非常に短くなり、社会の変化とともに食のトレンドも大きく変化している。家庭に眠る伝統の味、わが家の料理を発掘したい。レッツチャレンジ、レシピチャレンジの2つの意味がある。お客様との接点を今後も増やしていきたい」と語った。

審査の結果、大賞3人とアイデア賞5人を選出。大賞は賞金50万円と商品化の権利を獲得。アイデア賞には賞金10万円が贈られた。この他、ナイスチャレンジ賞(同社商品詰め合わせセット)が100人に後日送付される。なお大賞作品は「ごはんと一緒にファヒータ!」、「チキンのソテー オレンジとクローブの香りのバターソース」、「ピーマンとジャガイモのポリヤル」。

総評として藤田氏は「基本となるフランス、メキシコ、インドの各国の料理を理解した上で、オリジナリティのスパイスを加え、幅広い料理に発展させている点を評価した。」と総括。小島氏は「スパイスの組み合わせは無限大だが、レシピも無限大だと感じた。新しい発見がまだまだ出てきそう。大賞3作品の商品化を楽しみにしている」と締め括った。

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