THE FOOD WEEKLY

飲料

ティーズティー発売10周年で積極プロモーション/伊藤園

投稿日:2019年9月11日

香りをテーマに女性ファッション誌と共同企画

「10周年を盛り上げたい」と語る相澤マネジャー

伊藤園は今年発売10周年を迎えたティーブランド「ティーズティー ニューオーセンティック」の大規模プロモーションを展開する。新商品発売に加え、人気女性ファッション誌4誌とのコラボレーション企画を行う。

同ブランドが今秋注目するのは紅茶飲料。紅茶飲料市場は、2015年から19年にかけて約10%の伸長が見込まれ拡大基調にあり、今年1~6月も前年同期比109.6%で推移する。一方で従来の紅茶飲料、特にストレートティーに対しては「紅茶本来の香りが楽しめない」「甘すぎる」といった声もあがる。

9月10日に本社で会見したマーケティング本部麦茶・紅茶ブランドグループの相澤治ブランドマネジャーは「紅茶飲料ユーザーは、自然な香りと心地よいあと味を求める傾向にある」と分析する。

さらなるブランド拡大を目指す

実際それを裏打ちするように、8月5日発売の「ティーズティー ニューオーセンティック 生オレンジティー」は、紅茶に生オレンジスライスを漬け込み香料無添加で仕上げた、自然な香りが支持され発売1カ月で販売数量1200万本を突破。主力「同 ほうじ茶ラテ」も、ラテ専用茶葉を短時間でふっくらと焼き上げる膨化(ぼうか)焙煎により奥行きのある香りが好評で、18年は120%の売れ行きを見せた。

そこで秋以降も〝香り〟に焦点を当てた取り組みを進めることで、さらなるブランドの認知、販売の拡大を目指す。

まず9月9日に新商品「同 しあわせ香る 焙じた紅茶」(500mlPET、140円)を発売。厳選紅茶葉をじっくり焙じることで渋みを抑え、甘く香ばしい香りを引き出した。紅茶を焙じる手法は世界的にも珍しい。相澤氏は「伊藤園が培ってきたお茶を焙じる技術を駆使し、他社には真似できない味わいに仕上がった」と品質の高さを強調する。

さらに女性ファッション誌「CanCam」「sweet」「リンネル」「STORY」とコラボした「〝しあわせ運ぶ〟アイテムが絶対もらえる!キャンペーン」を9月9日~12月20日まで実施する。対象商品「ほうじ茶ラテ」「生オレンジティー」「焙じた紅茶」の応募シール48枚を集めると、各誌をイメージした茶香炉か、オリジナルバッグが絶対もらえる。店頭強化、テレビCM、デジタル施策などコミュニケーションも強化し、「ティーズティー ニューオーセンティック」10周年を一層盛り上げる。

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