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デイリービール市場創造、金麦ブランドをビール化/サントリー

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価値と価格で選ばれる時代へ

左から橋本工場長、鈴江本部長、マーケティング本部・斎藤圭世課長

サントリーは9月3日、大阪市内のリーガロイヤルホテル大阪で酒税改正および「金麦」ブランドに関する説明会を実施。同ブランドの今後の方針と「デイリービール」市場創造に向けた戦略を説明した。

「金麦」は2007年の発売以来、「麦のうまみと澄んだ後味」を掲げ、日常の食卓に合う新ジャンル飲料として市場を拡大してきた。2010年代には「糖質75%オフ」「ザ・ラガー」などの派生商品を投入したほか、2020年からは季節ごとに中味を調整する「四季の金麦」を展開し、ブランドの裾野を広げてきた。

発売20年目の節目となる今年は、10月の酒税改正でビールと発泡酒・新ジャンルの税率が一本化される。これを機に同社は「金麦」「金麦〈糖質75%オフ〉」を10月6日、「金麦〈豊潤〉」を10月14日にそれぞれビールとして発売し、新ジャンルからビールへとカテゴリーを移行する。ブランドのコンセプトは維持しつつ製法を見直し、「麦のうまみと澄んだ後味」に磨きをかけることで、家庭で日常的に楽しめるビールブランドとしての成長を図る考えだ。

サントリーは今回の刷新に合わせ、ビール製品群をプレミアム(1130円)、スタンダード(1030円)、デイリー(880円)の3区分に整理。説明会に登壇した鈴江健一常務執行役員・近畿営業本部長は「デイリービール市場の開拓を契機に、縮小傾向にあるビール市場を活性化していきたい」と述べた。今後、同ブランド全体で年間3,500万ケース(大ビン換算)、デイリービール市場はビール総市場の2割獲得を目指す考えだ。

中味の刷新について、京都ビール工場の橋本卓哉工場長は、麦芽比率をビール要件を満たす50%以上に引き上げ、飲みごたえを強化したと説明。「製法を模索し、金麦らしい、幅広い食事に合うすっきりとした味わいとの両立を実現した」と語った。新商品の「金麦〈豊潤〉」には「ザ・プレミアム・モルツ」に使用している「ダイヤモンド麦芽」を一部使用し、麦の豊かな味わいとすっきりとした後味を両立させた満足感のある一本に仕上げたという。

サントリーは今後、同社として最大規模のプロモーションを展開し、「金麦」のビール化を訴求していく。既存品のパッケージにビール化を告知するデザインを展開しているほか、関西では8月のびわ湖花火大会での先行体験や、サントリービル屋上ビアガーデンでの樽生「金麦」の限定提供を実施予定。今後も全国で企業向け体験会を開くなど、幅広い層への訴求を進める方針だ。

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