THE FOOD WEEKLY

TOPICS イベント・講演 乾物

世界文化遺産・富岡製糸場で「かつお節ワークショップ」/ヤマキ

投稿日:

約100人が削りたての香りとだしを体験

ヤマキは8月1日、群馬県富岡市が主催する「富岡製糸場サマーワークショップ」に協力し、世界文化遺産・国宝の富岡製糸場「西置繭所」多目的ホールで「和食のおいしさを学ぼう!かつお節ワークショップ」を実施した。

今回の取り組みは、日本の近代化を支えた富岡製糸場と、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」を支えるかつお節・だし文化という、異なる分野の「受け継がれてきた文化」を次世代につなぐことを狙ったもの。富岡製糸場は1872年に設立された官営の模範器械製糸場で、2014年に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界文化遺産に登録されている。

会場では、かつお節・だしの基礎知識やヤマキの社史、群馬事業所の概要をパネルで紹介。さらに、参加者が削り器を使って実際にかつお節を削る体験や、みそ湯のみと、みそ湯にかつお節を加えたものを飲み比べる試飲体験を行った。削りたてならではの豊かな香りや、かつお節を加えることで生まれる味わいの変化を、五感を通じて楽しめる内容とした。

当日は子どもから大人まで幅広い世代から約100人が参加。かつお節を削る音や香りに驚く声が聞かれたほか、だしの飲み比べでは味や香りの違いを楽しむ姿が見られた。初めてかつお節に触れる人だけでなく、かつて家庭でかつお節を削っていた人も参加し、世代を超えてだし文化に触れる機会となった。

ヤマキは長期経営ビジョン「YAMAKI Vision 2035」で「世界の鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」の実現を掲げている。製品を通じた価値提供に加え、かつお節・だしの価値や魅力を国内外へ発信し、次世代へつなぐ活動にも取り組んでいる。

食生活や調理習慣の変化に伴い、家庭でかつお節を削ったり、だしを取ったりする機会が少なくなるなか、同社は知識を伝えるだけでなく、実際に体験しながら学べる場の創出を重視。今回も、歴史と文化を伝える富岡製糸場を舞台に、参加者が「削る」「香りを感じる」「味わう」という体験を通じて、和食を支えるだし文化の魅力に触れた。

同社は今後も「鰹節屋・だし屋、ヤマキ。」として、かつお節とだしを通じた「おいしさ」「健康」に加え、食文化の継承や食資源の持続性確保に取り組んでいく考えだ。

WEB先行記事

-TOPICS, イベント・講演, 乾物

Copyright© フードウイークリーWEB|週刊食品 , 2026 All Rights Reserved Powered by STINGER.