カゴメはリコピンを含むトマトジュースを継続的に摂取することで、血管のしなやかさを示す指標「Flow-mediated dilatation(FMD)」の値が改善することを確認した。
研究成果は2025年9月29日に国際学術雑誌「Food & Function」に掲載され、健康な成人におけるリコピン摂取が血管機能の維持・改善に役立つ可能性を示した。
研究では、40歳以上65歳未満の健康な男女72人を対象に、ランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施。参加者は、リコピン15.0mgを含むトマトジュース、26.7mgを含む高リコピントマトジュース、リコピンを含まないプラセボ飲料のいずれかを毎日12週間摂取した。

期間中のFMD推移
その結果、通常量のリコピンを含むトマトジュースでは摂取12週間後に、高リコピントマトジュースでは摂取4週間後以降に、プラセボ飲料と比較してFMD値が有意に高くなった。
FMD値は動脈硬化リスクにも関係する血管内皮機能の指標で、加齢に伴い低下することが知られている。これまでリコピンによる改善効果は示唆されていたが、一般的なトマトジュースに含まれる量を一定期間摂取した場合の影響については十分な検証が行われていなかった。
今回の成果により、日常的なトマトジュースの摂取が、加齢に伴う血管機能の低下をサポートする新たな健康習慣となる可能性が示された。
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