次世代教育へ独自コンテンツ公開

新たなコーヒーファン創出へ
UCCジャパンは8月5日、ゲームプラットフォーム「ROBLOX(ロブロックス)」向けのオリジナルコンテンツ「BECOME A COFFEE FARMER」を公開した。Omochi Studioと共同開発し、コーヒーの栽培から販売までを疑似体験できるコンテンツを通じて、次世代のサステナビリティ教育と新たなコーヒーファンの創出を目指す。
同コンテンツは、サステナビリティ指針に掲げる次世代教育の推進と新たなコーヒーファンの創出を目的に開発。住友商事が運営するROBLOXコンテンツ制作会社「Omochi Studio」と共同開発し、2030年までにサステナビリティ教育受講者30万人を目標に掲げる取り組みの一環として展開する。21年8月~25年12月までに累計約21.7万人へ教育コンテンツを提供してきた実績を踏まえ、デジタル空間を活用した新たな学びの場を構築する。月間3億人以上が利用するROBLOXを活用し、Z世代からα世代を中心とした若年層への接点拡大を図る。

コーヒー探索から販売、デコレーションまで、ゲームのコアサイクル
プレーヤーはコーヒー農園のオーナーとなり、栽培、収穫、精製、焙煎、販売までの工程を疑似体験できる。UCCグループが培ってきたコーヒー生産やバリューチェーンの知見を反映し、リアリティを追求する一方、希少なコーヒーを探す探索要素や農園を装飾する機能などゲーム性も充実させた。教育性とエンターテインメント性を両立し、日本では体験が難しいコーヒー生産現場への理解を深める内容としている。
同社は、コーヒー栽培や加工現場を身近に感じる機会が少ないという課題の解決につなげるとともに、体験を通じてバリューチェーンへの理解とコーヒーへの愛着を醸成し、次世代のコーヒーファン創出を目指す。今後は学校やイベントなどさまざまな場面で活用し、持続可能なコーヒー産業への理解を広げる考えだ。
(以下8月6日追記)
公開当日には東京本部(東京都港区)で発表会を開き、UCCジャパン サステナビリティ経営推進本部長の里見陵執行役員が概要を説明。ロブロックスは、世界に4億人以上のユーザーがいる巨大プラットフォームで、コーヒーの新たな教材として魅力を感じた。難しく学ぶのではなく、楽しみながら自然にコーヒーやサステナビリティに触れてもらえる内容に仕上げた。実際のコーヒー生産工程を可能な限り再現しつつも、「リアルなだけではゲームとして面白くなく、開発チームと何度も議論しながらゲーム性とのバランスを取った」と振り返った。

リモートで語った里見執行役員

子どもたちによるデモンストレーション
今後は、ユーザーの反応を踏まえながらコンテンツを継続的にアップデートする方針。「コーヒーの2050年問題」や環境負荷の少ない農法、生産地が抱える課題なども段階的に盛り込めればと考えており、リアル施設との連携や限定アイテム配布なども視野に入れる。「まずは多くの子どもたちに楽しんでもらうことが第一歩。その先にコーヒーへの興味や理解が広がっていけばうれしい」と話した。
UCCグループのサステナビリティ活動
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/nature/
オリジナルコンテンツ「BECOME A COFFEE FARMER」
https://www.roblox.com/ja/games/73058702493295/BECOME-A-COFFEE-FARMER
WEB先行記事



