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「追いブライト」でZ世代の食卓を豊かに/ネスレ日本×近畿大学

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近畿大学で研究成果を発表

登壇者(左から):ハンクス香里さん(ネスレ日本)、山岡柚月さん(廣田ゼミ生)
西田野乃花さん(廣田ゼミ生)、廣田章光教授(近畿大学)

ネスレ日本と近畿大学経営学部商学科教授・廣田章光ゼミ(廣田ゼミ)は、若年層の日常的な食習慣をより豊かにすることを目指し、「ネスレ ブライト」を活用した共同研究を実施。その成果発表会を1月20日、近畿大学東大阪キャンパスで開催した。

ネスレ日本は2021年から、「ネスレ ブライト」を料理の仕上げに加え、手軽にコクやクリーミーさを増す「追いブライト」を提案している。今回は、学生たちと「追いブライト」を活用した新たなメニュー開発に取り組んだ。研究テーマは「デザイン・リサーチによる若年層の日常的食習慣の実態把握と食生活向上につながる食体験の創造」。廣田ゼミの学生は独自の「デザイン・リサーチ・フォーマット」を構築し、Z世代特有の食習慣や課題を解決する「追いブライト」を用いた新たなメニューの開発を行った。

研究の一例として、一人暮らしの大学生に親しまれる「ポトフ」を挙げた。ポトフは一度に大量に作れる手軽さが魅力だが、味に飽きが来やすいという課題があった。これに「追いブライト」を加えることで、シチュー風にアレンジされ、新鮮な味わいを楽しむことが可能となった。

また、学食の定番である「うどん」にも「追いブライト」を活用。一見意外な組み合わせにも思えるが、ゼミ生は「自信を持って紹介できる一品です」と紹介、試食会では「新しい美味しさ」として来場者から好評を得た。こうした提案を通じて、学生たちは自身の食への関心が高まり、日常生活にも「ブライト」を取り入れるようになったという。

「追いブライト」を実演する、山岡柚月さん

研究には生成AIも活用し、AIが提案する「追いブライト」メニューと学生たちが考案したメニューを比較、検証。結果、学生たちの提案の方が「意外性が高い」という評価を受け、「意外性のあるおいしさを他者に伝えたいという感情が影響しているのでは」とゼミ生の西田野乃花さんは分析した。

1月20日~23日には、同大学の食堂に研究の成果を示したポスター掲示と「ブライト」のサンプルを設置。学生に「追いブライト」を体験してもらうことで、その魅力を直接訴求した。

「ネスレ ブライト」担当の飲料事業本部・ハンクス香里さんは、「若年層へのアプローチをさらに強化し、食体験の幅を広げていきたい」と意気込みを語った。今回の大学生とのコラボレーションは「追いブライト」施策として初の試みであり、学生視点による新しい活用法の発見につながった。同社は今後も若年層へのアプローチを継続し、クリーミングパウダー市場の活性化に貢献していく方針だ。

研究成果を報告

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