サステナビリティ活動の発信拠点に／ネスレ日本

「ネスカフェ原宿」を9年ぶりにフルリニューアル

リニューアルした店内

益戸氏

ネスレ日本は、「ネスカフェ原宿」（東京都渋谷区）を9年ぶりにフルリニューアルし4月5日からオープン。昨秋から新コンセプト「Make your world」を掲げる「ネスカフェ」の、サステナブルな活動を楽しく体験できる店舗として打ち出す。前日にはメディア体験会を開催し、飲料事業本部の益戸洋平氏は「原宿という場所柄、次世代を担う若年層も意識。店舗開発からメニュー作りまで、ネスカフェの若手マーケティングメンバーが手がけた」と説明した。

店内は日常の喧噪から離れ、思い思いのひとときを過ごせるよう、コーヒー農園のような解放感と温かみのある空間が広がる。中央にはリサイクル可能な段ボールで制作した巨大シンボルツリーを配置し、壁には「農園からカップまで」を描いたグラフィックを施す。一部のインテリアやユニフォームは、リサイクル可能な素材や「ネスカフェゴールドブレンドエコ＆システムパック」の紙パッケージをアップサイクルした素材を使用するなど環境に配慮した店舗を体現する。

メニューにもこだわり、「ネスカフェ」のレギュラーソリュブルコーヒーをはじめ、人気カフェの若手バリスタが監修・考案したアレンジドリンク「ラテアート　カフェラテ」（税込550円）、「ストロベリーショコラ」（680円）などを提供する。中でも「ネスカフェペアリングセット」（1,500円／全3種）は、「ネスカフェゴールドブレンド」「同エクセラ」「同香味焙煎」と、その香りや味わいを一層引き立てる特製スイーツのセットで同店だけで楽しむことができる。おすすめのペアリングを記載した持ち帰り用ミニカードも付き、自宅での需要喚起を図る。

今後は自分だけのコーヒーボトルをカスタマイズして作成できる体験型コンテンツや、気軽に楽しく参加できるアップサイクルのワークショップなども開催予定。サステナブルな活動を展開する「ネスカフェ」の楽しみ方を、トレンド発信地〝原宿〟から届けていく。