3密防止・生産者支援で好評
「ドライブスルー」が3密防止で注目されている。感染症への対策が求められる新時代は生鮮市場もドライブスルーが定番となるかもしれない。
旭食品グループで業務用水産卸のかいせい物産(東京都)は5月9日から、「ドライブスルー魚屋」を都内でスタート。好評のため千葉、愛知、大阪、富山にも拡大した。3密を防ぐため接触を極力無くして商品を提供する新たなチャレンジ。生産者支援の思いもある。外出自粛で外食産業が苦戦する中、さばけない業務向け生鮮品を家庭向けにも提供して生産者をサポートする。
東京でドライブスルー八百屋を展開しているフードサプライ(東京都)の協力を仰ぎ、儲け度外視で漁師応援干物セット(3000〜5000円)、中トロまぐろセット(5000円)などを販売。ホームページなどから事前予約して当日受け取り場所に行けば従業員がトランクに積んでくれる。
東京では想定を大きく上回る1000セット以上を販売し、消費者・生産者双方から好評だったため開催地を拡大。6月以降も開催を予定する。
WEB限定記事