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「フード・アクション・ニッポンアワード2020」表彰式/農林水産省

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応募総数1019産品より優良産品16件を決定

「フード・アクション・ニッポンアワード2020」受賞10産品の表彰式

日本全国の優れた産品を発掘する「フード・アクション・ニッポンアワード2020」の入賞結果発表と表彰式が、1月26日にオンラインで開催された。

国内農林水産物の消費拡大を目指し、コンテスト形式で優良産品を選出する農林水産省主催のイベント。
今年度は「日本の魅力ある産品を、今だからこそ知ってほしい」をテーマに、コロナ禍においても新しい地域の逸品と消費者が出会える機会として情報発信する。

また今年度は、新型コロナウイルスにより大きな影響を受けた農林水産地や料理人などを支援するための新たな取り組みとして、「味の匠応援プロジェクト」を創設。
受賞3グループの表彰式も同日開催された。

フード・アクション・ニッポンアワード2020への応募総数は1019産品。1次審査にて「入賞」100産品が選出され、さらに2次審査・最終審査を経て「受賞」10産品が決定された。
アマゾン・イオンリテール・ローソン・UCCコーヒープロフェッショナル・国分グループ本社など、食にかかわる企業の審査員10名(社)が各1産品を選出したもので、多くは各審査員の小売店店頭・ECサイトなどでの販売が予定されている。

加えて、ECサイトREACHSTOCKが選んだ「一次生産物特別賞」3産品と、FANバサダー芸人である小島よしおさんとクック井上。さんが選んだ「FANバサダー芸人が選ぶ優れた特別賞」3品も発表。小島よしおさんは表彰式で「どれも美味しかったが、『やみつきニシン』は年末年始のご飯のお供だった」とコメント。受賞者には「おめでっぴーや!」のギャグも交えながら祝辞を贈った。

「フード・アクション・ニッポンアワード2020」受賞産品

■味の匠応援プロジェクト

新型コロナウイルスにより観光やイベント開催などが大幅に制限され、農林水産地をはじめ食を提供する各者は大きな被害となった。
この状況を打破すべく、新たな食にかかわる事業・メニューなどの創出機会と話題提供のために、急きょ企画されたのが「味の匠応援プロジェクト」。
自治体・農林水産業者・料理人・企画者(農林水産団体または民間団体など)で構成するグループを形成し、地域食材を活用した新たなメニューや産品づくりへの取り組みを支援する。

審査基準は新規性・地域性・実現性の3項目で、45グループから応募があった。書類審査により10グループを選出し、さらにWEBプレゼンにより「受賞」3グループを決定。
受賞3グループには新メニュー・新商品などへの開発費として、上限100万円を支援。これにより試作品が作成され、制作過程から試食会などの様子をまとめたプロジェクト動画も制作された。

表彰式では審査員3人が受賞した3メニューを試食。
各審査員は「アイデアに秀でたメニューばかりだったが受賞選出には迷わなかった」「この先の展開に大いに期待できる」と述べた。

「味の匠応援プロジェクト」受賞3グループのメニュー
左:海と森のマリアージュ〜絆〜
中:規格外さいたまヨーロッパ野菜を使った、季節のミネストローネベース(春・夏・秋・冬)
右:碧醸造2代目(食パン)

「フード・アクション・ニッポンアワード」公式サイト
https://www.fanaward.jp/award/

「フード・アクション・ニッポンアワード2020」入賞産品(全賞)
https://www.fanaward.jp/winning.php

「味の匠応援プロジェクト」公式サイト
https://www.fanaward.jp/takumi/

「味の匠応援プロジェクト」受賞3グループの紹介
https://www.fanaward.jp/introduction.html

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