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プラに代わる次世代型紙容器/日本製紙

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固形物入り飲料や高粘度体も充填可能に

多くの飲料に可能性が広がる

日本製紙は四国化工機と共同で固形物、長繊維、高粘度充填に対応しつつ、常温保存のできる次世代型アセプティック紙容器「NSATOM」(エヌエスアトム)を開発。11月から飲料メーカーを中心に受注を開始し、2025年までに充填機10台を稼働させ、50億円の売り上げを計画する。

両社はこれまでにも、常温長期保存タイプの紙容器としてレンガ型アセプティック紙容器システム「NS―FUJI」を開発し30年以上展開している。各種飲料製品に使われているが、充填液が入ったままシールする「液中シール方式」のため固形物が入った液体は充填できなかった。

両社では課題解決のため、上部が大きく開いた容器に上から充填する「ブランクス方式」を採用した「NSATOM」を開発。これにより固形物、長繊維、高粘度の液体の充填が可能となった。独自の形状デザイン、口栓配置で持ちやすさ、注ぎやすさに加え、視認性も高い。容量は200ml、250ml、300mlの3種類。充填機内は殺菌装置、自動洗浄装置を備え高衛生が保てる。

左から四国化工機植田滋社長、日本製紙野沢社長、同大林保仁常務

口栓配置を工夫し注ぎやすさもこだわる

9月16日に都内で開いた会見で日本製紙の野沢徹社長は、近年電子化の進展により書籍用印刷紙が減少する一方、プラスチックごみ問題の影響で紙製飲料容器の注目が高まっている現状を説明した。

同社では紙容器に森林認証紙を使うなど環境負荷低減に取り組んでおり、新システムにも採用する。今後はナタデココのような固形物入り飲料やドレッシングのような高粘度のものも紙容器で実現できるようになる。野沢社長は「プラスチック容器にとって代わる容器として期待している」と自信をうかがわせた。

7つの特徴を有する

ブランクス方式で固形物も充填可能

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