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宣言解除後、全国初の大規模展示会が動き出す/日本能率協会

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ホテレスショーが15年ぶりに大阪で

関西ホテル・レストラン・ショー

展示会活動がようやく、全国に先駆けて大阪で動き始めた。一般社団法人日本能率協会(中村正己会長)らが7月29~31日まで、インテックス大阪で専門展示会「第12回関西ホテル・レストラン・ショー」を開催。100社・180ブースが出展した。緊急事態宣言解除後の大規模展示会は全国初で、大阪開催は15年ぶりとなる。

ホテルやレストランは新型コロナで大打撃を受けている。コロナ直撃の4月は、ホテル稼働率は約8割減、外食売上高は4割減と落ち込んだ。足元ではGoToトラベルやGoToイートキャンペーンに望みを託すが、政府の方針が二転三転し不安は募るばかりだ。

中村会長

溝畑理事長

しかし前進しなければ明日はない。展示会初日に中村会長は、「アフターコロナの経済回復に向けた重要な展示会」と強調。安全安心に最大限努めて開催を実現し、必ずビジネスにつなげるとの意向を表明した。また、来賓の溝畑宏公益財団法人大阪観光局理事長は「経済再生なくして日本の未来はない」と語気を強め、2025年の大阪万博を見据えた展示会活動の第一歩として期待を募らせた。

展示会の衛生対策としては、入場は原則としてマスク着用・ウェブ事前登録制とし、1時間約1500人、会場内合計は最大5千人までとして入場を制限。入り口ではサーモグラフィーで検温し高熱者の入場を規制。あらゆる場所に消毒液を設置し、ブースや商談スペースの間隔の確保のほか、大阪コロナ追跡システムの登録を呼びかけた。

会期中は「プラントショー大阪」など食品以外の複数の展示会も同時開催され、合計で491社830ブースが出展。全て含めた来場目標数はコロナの影響もあり1万4千人を計画。前回の東京開催の合同展示会では4万5千人が来場しており、かつての活況には及ばない。しかし、貴重な活動再開の第一歩として今後の展開に期待したい。

コロナ対策、衛生関連の展示が中心

「第12回関西ホテル・レストラン・ショー」では外食・宿泊・レジャービジネスの活性化につながる商品・サービスを展示。やはりコロナ対策として、衛生関連や人手を介さないサービスの紹介が中心となった。

サラヤはwithコロナ対策として、衛生管理システムGRASPを案内。HACCP運用に必要な温度などの管理を自動で行い、省人化が図れるメリットもある。ネスレ日本は強みのスープマシンをコロナ対策としてもPR。ビュッフェなどでのセルフサービスは不特定多数がスープ容器の開閉を行うため不衛生感がある。そこでボタンを押すだけでスープが出せるスープマシンを衛生面から提案。テイクアウト時のスープ追加で客単価向上にもつながる。

省人化の取り組みでは、シンテックホズミの搬送ロボットがユニーク。カート下に移動連結しカートを運搬する。ニチワ電機は簡便時短調理対応のスチームコンベクションでデモンストレーションを実施した。

テイクアウトの提案も充実。日本リテイルシステムはテイクアウト対応のモバイルオーダーシステムを案内。イートインと併用できるのでコスト削減にもつながり、コロナ後は注文が増えている。ダイモンはサトウキビなどを使った使い捨てエコ容器で洗い物を減らすコロナ対策を提案。

食品素材では関東で人気のセロリの浅漬けをおき商店が紹介。コロナで健康志向が高まる中、発酵食品として注目される。アメリカンワッフルカンパニーはアメリカで人気のワッフルを、コロナ後の殺伐とした状況下で心安らぐ味として提供。このほか、来年5月に関西で開催予定のワールドマスターズゲームズのブースも登場した。開催できれば、関西経済の起爆剤となりそうだ。

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