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外食産業フェアが70回目の節目迎え/日本外食品流通協会

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若手主導の時短企画に注目

新企画の時短メニュー提案コーナー

一般社団法人日本外食品流通協会(小田英三会長)は、第70回の節目を迎えた「外食産業フェア」を9月4~5日にかけてインテックス大阪で開催。「食百景、味百景、五感で感じるワクワク体験!」をテーマに、77社が161.5小間を出展し6000人超を招待した。

開会あいさつで小田会長は、今年の消費増税、来年の改正食品衛生法の施行を課題に挙げ、「外食業界のターニングポイントになる。当協会ではHACCP手引書を作成し、会員を全力でサポートする」と力を込めた。その後、来賓あいさつを農林水産省食料産業局の塩川白良局長、出展者代表あいさつをキユーピーの白井利政執行役員フードサービス本部長が行い、同協会近畿支部の大月年春支部長が開会を宣言し開幕した。

小田会長

大月近畿支部長

会場では70回目を記念し、若手チーム主導の新企画「時短メニュー提案」を展開。時短につながる商品やアレンジレシピを紹介した。例えばカゴメは冷凍オニオンソテーを提案。煮詰める手間を省き、価格・品質のバラつきも防げる点をアピール。味の素はスチームコンベクション向けメニュー、キユーピーは凍結全卵使用メニュー、キッコーマン食品はすりおろし果実等をPRした。

この他、東北・熊本応援を今年も継続し熊本県のくまモンも来場。ハラール関連では日本ハラール協会が出展。来場客に楽しみながら会場全体を回遊してもらうスタンプラリーも行った。

メーカーブースでは新商品やおすすめ商品の紹介・試食を実施。カゴメはヴィーガン向けパスタソースや調味料を提案。日本製粉は好評の「ミニアメリカンドッグ」をPR。手軽なワンハンドスナックとしてフライでもレンジでも調理可能な使いやすさが好評で引き合いが強い。キユーピーは卵商材を使ったアレンジ提案が充実し、「具沢山ドレッシング」も訴求。キッコーマン食品は好調な「ステーキしょうゆ」を紹介。ステーキ以外の料理へも使える汎用性が人気の秘訣。

味の素冷凍食品は「フリーカットケーキ」を推奨。約50種類と多彩で本格的なおいしさが支持されている。ハロウィンなど歳時に向けたアレンジレシピも紹介。森永乳業は超すっぱいレモンシャーベット「EXストロングレモン」を提案。最需要期の夏季以外でもドリンクやパフェなどに利用され、SNS映えメニューとしても注目される。

オタフクソースは時間が経っても染み込みにくく、照りが継続する「フライ用ソース」を案内。不二製油は大豆ミートを使った「まるで餃子」がユニーク。初出展のデリコはHACCP取得に向けたサポートを行っており、わずか2カ月で立ち上げられるプランを提案した。

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