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非接触「AIアバターレジ」実証実験/エッグスンシングス

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Withコロナで飲食業界のDX

会見の様子(中央が松田社長)

外食チェーンのエッグスンシングスの松田公太社長は7月27日に都内で会見を開き、Withコロナ時代の飲食業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)として「Customer Along Service(CAS)」の構想を発表した。

飲食業界では、緊急事態宣言下の自粛要請の影響から客足が遠のき売り上げの減少が著しい。同社でも4~5月は前年同期比90%減と大きく落ち込み、たとえ以前のような生活が戻っても売り上げの回復は難しく「このままでは赤字が続いてしまう」(松田社長)と懸念する。

そこで今後は経営の効率化、生産性の向上を目的にIT技術の導入などDXを加速。一方で人間味が薄れがちになるDXの課題解決、食とホスピタリティ(おもてなしの精神)を考慮し、来店客とスタッフとのコミュニケーションを重視したCASに取り組む。

すでに「エッグスンシングス」「エッグスンシングスコーヒー」各店舗では、スマートフォンを使った「事前注文システム」、テーブル上のQRコードからメニューを読み取る「テーブルオーダーシステム」、注文後に来店客の位置を把握するコイン状の端末を渡す「カスタマートラッキングシステム」を展開。来店客、スタッフ双方にとって必要以上の接触がなく、オペレーションコストの削減効果も表れている。

さらに10月からは国内初、自立した会話が可能な非接触オーダーシステム「AIアバターレジ」の実証実験を開始する。AI技術のスタートアップ「ウェルヴィル」と共同開発し、モニターのアバターと会話することで注文、会計(カード決済)を済ませられる。

ウェルヴィル最高技術責任者の樽井俊行氏

松田社長はDXにより効率化、省人化が図られる中、将来の店舗スタッフの役割、あり方について言及。「どれだけDXが広まろうと、料理を作る、手渡すといったところは人間が持つぬくもりが必要」と強調する。来店客に沿ったサービスを心がけるCASを通じ、DXと人スタッフとの共存を図っていく。

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