スパイス&ハーブクラブ会員50人が参加
エスビー食品は1月22日「カレーの日」を前にした1月12・13日、都内事務所(八丁堀ハーブテラス)で、カレーの魅力を紹介する特別イベントを開催した。
このイベントは同社がスパイス&ハーブの楽しみ方や魅力を広げ、深めていくメンバー制クラブ「スパイス&ハーブクラブ」の会員を対象に募集。応募者100人の中から抽選で選ばれた約50人が参加した。
スパイス&ハーブマスターの遠藤由美氏が、日本のカレーの歴史や国産初のカレー粉で今年発売70周年を迎えた「赤缶カレー粉」の秘密について紹介。さらに各班に分かれた参加者は、カレー粉作りを体験。遠藤氏は「カレーの香りは音楽のハーモニーと同じ」と表現し、参加者は各種スパイスを順に足しながら香りの変化を確認した。
そして、赤缶カレー粉を使ってカレーライスを調理。実食時には「FAUCHON紅茶」と、「ぬか漬けの素」で作った〝ぬか漬け カプレーゼ風〟、「サフラン」を使った〝ヨーグルトのババロア サフラン風味〟とともに、隣の班が作ったカレーとの比較ができる合いがけカレーを楽しんだ。 また、コリアンダーやクミン、ターメリック、チリペッパーなど7種類のスパイス&ハーブを調合して作るオリジナルカレー粉をブレンド。同社が用意した赤缶セット等とともに土産に。
日本にカレーが伝来したのは約140年前の明治時代。洋食メニューの一つとして上流階級で人気を博すが、英国のカレー粉を使った高級品だったことから庶民が口にする機会は少なかった。その後、30〜40年後には大衆食堂へと広がりを見せる。
そんなカレーの魅力に魅入られたのが同社の創業者でもある山崎峯次郎氏。独学で研究を進め、杵と臼、焙煎機を使った製法を確立、1923年に国内初のカレー粉製造に成功した。
そして30年に初の家庭用カレー粉「ヒドリ印ビン入りカレー粉」、33年に「白缶カレー粉」を発売。さらに30数種類のスパイス&ハーブをブレンド、国会議事堂をデザインし真っ赤な缶がシンボルマークの特製カレー粉「赤缶カレー粉」を50年に発売し、今年70周年を迎えた。
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