日本のスナック菓子で初の機能性表示食品
ジャパンフリトレーは日本のスナック菓子で初の機能性表示食品「マイクポップコーン プラスファイバーうすしお味」を10月28日に一部CVSで先行発売。これに合わせて10月24日、丸の内トラストタワー本館の本社で「ポップコーン腸会議〜朝からスナック腸活〜」を開催した。
同社のポップコーン市場シェア(同社調べ)は約85%、年間販売重量は約4500tに上る。またポップコーンの食物繊維含有量は50g当たり4.6g。ごぼう(2.9g)、玄米(1.5g)、さつまいも(1.4g)、レタス(0.6g)、バナナ(0.6g)よりも多く含んでいる。岩崎直哉社長は「(ポップコーンの年間販売重量を)レタスに換算すると1.7億個分に相当する」と説明。ポップコーンはおいしいのはもちろん、身体に優しいと感じてもらいたいと話した。
基幹商品の「マイクポップコーンバターしょうゆ味」は、昨年からパッケージに「食物繊維たっぷり レタス約2個分」というアイコンを配した。その結果、全国的に販売金額や個数が伸長。商品本部ブランド部の大濵貴子氏はSNSなどでも話題となり、「消費者のイメージも変わりつつある」と健康訴求への手応えを示した。
また、基調講演では千葉大学大学院園芸学研究科生物資源科学コースの江頭祐嘉合教授が「ポップコーンに含まれる食物繊維のはたらき」を演題に登壇。ポップコーンはトウモロコシの外皮もすべて使う全粒で作り食物繊維が豊富で手軽に〝腸活〟に役立つと結論付けた。「若い人のイメージがあるが、年配の人にも食べてもらいたい」と提案した。
パネルセッションでは江頭教授に日本ポップコーン協会の渋川駿伍会長が加わり意見交換。江頭教授は、穀物の全粒であることから血糖値上昇を抑制するセカンドミール効果も期待できると説明。これを受けて渋川会長は栄養素の話しも広めたいと〝ポップコーン愛〟を全開にさせた。
その他、オリジナルレシピ「かさましポップコーンおにぎり」「ポップコーントースト」を栄養管理士の豊田愛魅氏が考案。「野菜嫌いな子どもでもおいしく食物繊維が摂れ、手軽さを意識した」と紹介した。
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