「リアルゴールド」にドラゴンブースト
コカ・コーラシステムは、エナジードリンクの新商品「リアルゴールド ドラゴンブースト」(250ml缶、185円)を10月7日から発売する。
日本コカ・コーラは9月9日に本社で会見し、マーケティング本部炭酸&エナジーカテゴリーバイスプレジデントの島岡芳和氏が、7月1日に発売した「コカ・コーラ エナジー」と合わせ、今後のエナジードリンクの方向性について説明した。
エナジードリンク市場は20~40代男性をメインユーザーに、この5年間年率112.6%と大きな伸びを見せる。「コカ・コーラ エナジー」も発売から5週間で2000万本を販売し、7月単月で前年比134%と伸長しエナジードリンク市場に大きく寄与した。島岡氏は「『コカ・コーラ』を冠するブランド力、大規模プロモーション、自動販売機での展開もあり新規ユーザーを獲得できた」と好調の要因を分析。
今後も拡大が予想されるエナジードリンク市場だが、ユーザーの中には「効果が瞬間的」「持続性がない」といった不満点も顕在化。さらに体力の衰えを感じ始める、30代の購入率が高いことも分かった。
新商品「リアルゴールド ドラゴンブースト」は、〝内側からのパワーと持続力〟をコンセプトに、カフェイン、アルギニン、ビタミンB群、ローヤルゼリーといった定番のエナジー成分に加え、漢方薬局「薬日本堂」協力のもと、6種の東洋素材(高麗人参、紅参、シベリア人参、リュウガン、クコ、霊芝)の抽出エキスを配合した。
販売は全チャネルを想定するが、まずはエナジードリンクがひしめき合うコンビニルートを徹底強化。東洋素材という独自性と、「コカ・コーラ エナジー」よりも5円安くした価格設計で、エナジードリンクコアユーザーの乗り換えを狙う。
「コカ・コーラ エナジー」は新規ユーザー向けに、「リアルゴールド ドラゴンブースト」はエナジードリンクコアユーザー向けに異なる価値を提供することで、成長基調にあるエナジードリンク市場での存在感をさらに高めていく考えだ。
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