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館林に「カルピス」初のミュージアム/アサヒ飲料

投稿日:2019年7月24日

100年の想いを伝える

竣工式でのテープカット(中央が岸上社長、右から二人目が須藤市長)

アサヒ飲料は「カルピス」100周年を記念した、「『カルピス』みらいのミュージアム」を群馬工場(群馬県館林市)内に新設。カルピスの製造工場としては初めての見学施設として、10月1日から一般公開する(予約開始日は7月24日)。

ミュージアムはカルピスの世界観が体験できる5つのゾーンで構成されている。「はじまりのへや」では、カルピス創業者・三島海雲氏の内モンゴルでの原体験エピソードをシアター形式で上映。「初恋の味 ~『カルピス』をめぐる不思議な旅~」をタイトルに、カルピスに思いを馳せる少女がタイムスリップし、三島氏に出会うファンタジー映像に仕上がった。映像はは日本を代表するアニメーション作画監督、小田部羊一氏が手がけた。

さらに歴代の商品、広告を展示する「水玉ひろば」。カルピスの製造工程を説明する「『カルピス』ができるまで」。発酵タンク内をイメージし香りも楽しめる「発酵のへや」。クイズ、試飲ができる「『カルピス』ラボ」と続く。エントランスにはカルピスの巨大オブジェが設置され記念撮影ができるほか、カルピスグッズも販売する。

所要時間はミュージアムと別棟の製造ライン見学を合わせて約90分。1回2~25人、9時半~15時の予約制で見学無料。

7月23日には竣工式が開催され、岸上克彦社長と須藤和臣館林市長らによるテープカットが行われた。岸上社長は「カルピスへの想いを次の100年、その先の未来へとつなげる場所として〝みらい〟の言葉を採用した」と、ネーミングに対する思い入れを説明。さらに「五感を使ってカルピスを学べる施設として、地域貢献も果たしたい」と抱負を語った。

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