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ハンバーガーをレギュラーメニューに/くら寿司

投稿日:2019年2月26日

「KURA BURGER」フィッシュとミート

井本彩花㊥と、正義の味方〝シャリバンズ〟に扮する千鳥

回転寿司チェーン「無添くら寿司」を展開するくらコーポレーション(堺市、田中邦彦社長)は、ハンバーガー「KURA BURGER」〈フィッシュ、ミート〉2種類をレギュラーメニューとして3月1日から販売を開始する。価格は250円(一部店舗では価格が異なる)。ハンバーガーのレギュラーメニュー化は業界初と見られる。

同社は2014年9月から国産天然魚を積極的に提供する「天然魚プロジェクト」、18年5月からは寿司ネタになりにくい部位などを餌の一部として飼育する「循環フィッシュ」の販売、コロッケなどへの活用といった日本の漁業を守り、変えていく新たな取り組みに着手。この一連の流れから、構想5年で新バーガーの商品化に至った。

「KURA BURGER」〈フィッシュ〉には国産天然魚を使用する際に自社加工センターから出る年間600tの骨やアラなどの部位も活用したパテを採用。10種類の厳選スパイスをはじめ、5000万円もするという専用オーブンで焼き上げ、特製の照り焼きソースで仕上げる。〈ミート〉は肉のジューシーさにこだわり、専門店にも負けないスタンダードな味を追求した。

ともにバンズは米粉でもっちりとした食感を実現し、黒酢も加えてふっくらと焼き上げた、通称 〝シャリバンズ〟を採用した。また、カリッとした食感と全体の旨みを引き立てる玉ねぎの天ぷらもサンド。さらに寿司チェーンらしく、アレンジレシピとしてガリやワサビのトッピングを推奨する。

メインターゲットは20~40代のファミリー層。販売目標は1カ月100万食。無添くら寿司の店舗数は421店舗でハンバーガー業界では第4位のチェーンに位置する。同社では「大いに伸び代がある」と期待する。

発売に先駆けて2月25日~3月3日の7日間限定で、東京都渋谷区宇川町に新メニュー専門のポップアップストアをオープン。オープン初日には都内で発表会を開催し、井本彩花とお笑いコンビの千鳥(大吾、ノブ)がゲストとして登場。新たに誕生した大型商品「KURA BURGER」の画期的なおいしさをアピールした。

千鳥は戦隊ヒーロー〝シャリバンズ〟に扮して、ボリューム感とおいしさを強調。大吾は「何年もファミリー層を喜ばせてきた企業。おいしくないわけがない」と胸を張り、ノブは「クセが凄い」などと自身のギャグを交えて会場を沸かせた。

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