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労働力不足の対応重視/酒類食料品業懇話会~新年賀詞交歓会~

投稿日:2025年1月13日

國分会長が価格で提言

晴れやかに29人の年男による乾杯

國分会長

酒類食料品業懇話会主催による令和7年新年賀詞交歓会が1月6日、東京のロイヤルパークホテルで開催され、メーカー・卸店関係者ら240社838人が参加した。

「君が代」「一月一日」斉唱後、國分勘兵衛会長が年頭挨拶。2024年物流問題や価格改定、新しい資本主義、持続可能なサステナブルな競争へと、製配販三層の協力・協調で対応した昨年を評価し、改めて最適流通に近づけるよう協力を求めた。引き続き厳しい環境が続く中、今年も多くの価格改定が予想される。その改定要因において一番肝心な点に「労働力不足」を挙げ、自身の考えとした上で「これからは賃金アップを理由とした価格改定を大きく前面に打ち出してほしい」と賛同を求めた。

続いて、年男29人が壇上に登っての乾杯挨拶。今年は昭和21年生まれが1人、40年生まれが17人、52年生まれが10人、64年生まれが1人。その中からサントリーフーズの小木曽茂樹社長が乾杯挨拶を行い、「乙巳」に倣って業界の発展を祈念した。なお年男には初夢宝くじが贈呈された。

次世代につなぐ道筋を

京谷副会長

そして、中締め挨拶を行った京谷裕副会長は、日本経済新聞元旦号の社説を引用し、次世代に希望をつなぐ道筋をつけていく年にすべく、新たな時代にふさわしい、少々時代遅れな制度や慣習を撤廃し、適正で持続可能な姿に作り変えていける食品業界を展望した。
最後は能登半島地震被災地の復旧が道半ばであることや、ウクライナやパレスチナ・ガザ地区での戦闘が続いていることを鑑み、すべての地域で平和な日常を取り戻せるように、一本締めで散会となった。

2025年1月13日付

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