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群馬に餃子の新工場が完成/イートアンドフーズ

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日本最大最速級で増産化

仲田社長

最新鋭の設備を擁し、〝日本最大最速級〟の冷凍餃子工場を実現するイートアンドフーズの関東第三工場(群馬県邑楽郡)が完成した。テスト製造を経て、年内の本格稼働を目指している。

11月17日に完成記念祝賀会をホテルオークラ東京(東京都港区)で開催し、業界関係者約160人が出席した。おいしさ、簡便性、保存性の高さに在宅時間の増加も加わり拡大を続ける家庭用冷凍食品。中でも冷凍餃子市場は、過去15年間で約3.5倍の約700億円と著しい成長を見せる。同社も中華専門店「大阪王将」で培った技術を生かした餃子が支持され、主力「羽根つき餃子」の単品年間売上は120億円に達する。仲田浩康社長は「油、水、フタいらず、たれ入りなど小さな工夫の積み重ねの成果だ」と胸を張り、さらなる需要増に備え第三工場の建設に踏み切った。

第三工場では徹底した効率化、省人化により従来工場の約2倍、年間約5.3万tの餃子の製造が可能。1ラインに製造機6台、異物混入を防ぐX線のAI化、巨大スパイラルフリーザー、設備異常でライン停止しても一時的に製品をラインから回避しロス削減を図るアキューム装置の導入、さらに各機器をIoTでつなぐことでタイムリーな製造状況の管理ができ「停まらない工場」を実現した。現在は1ラインのみだが、将来的には最大4ラインを計画する。

コロナ禍もありヒットした「羽根つきスタミナ肉餃子」、今秋発売の「謹製羽根つきなにわのお好み餃子」、水餃子市場ナンバーワンの「ぷるもち水餃子」など多彩なラインアップも強み。仲田社長は「明るく、元気に、わくわくする未来に挑み続けたい」と、飽くなき探求心で冷凍餃子市場での存在感をさらに高める考えを示した。

最新設備を擁する餃子ライン

2022年12月5日付

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