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セブンプレミアムの冷食がさらに進化/セブン―イレブン

投稿日:2021年11月8日

デリカも全品検査で徹底見直し

レンジで旅するシリーズ

セブン―イレブン・ジャパンは、デイリーメーカーによる工場新設で「セブンプレミアム」を中心に、味・品質をさらに追求した新しい冷凍食品を開発・提案する。

デイリー商品の製造で培った技術を専用工場として活用。来年2月に1工場で生産を開始し、再来年からさらに2工場が稼働する計画。現状の商品展開ではパスタ関連商材を強化。「カップデリ」の考えを取り入れたトレー入り冷凍パスタ、レンジで旅するシリーズ~イタリア編3品は、12月中旬に全国展開を完了。さらに11月から先行発売したレストラン品質の冷凍パスタソース3品は、来年2月から順次拡大していく。

また供給重視で品質などの進化が遅れ、売り上げが苦戦している「セブンプレミアム」デリカ分野は、グループ各社の開発担当者が集結し、想像以上の価値の創出に挑む。〝潜在ニーズの追求〟〝価格より質〟の反映度合いを、徹底的に全品検査して見直しに着手。新生セブンプレミアムは来春の登場を見込む。

10月28日のオンライン説明会で、取締役執行役員商品本部長の青山誠一氏(兼物流管理本部長兼QC室管掌)は、「従来のCVS概念では変化するニーズに対応できない」と現況を吐露。下期で新たな商品本部テーマに「ワクワク・驚き」を加えた。「コンビニはこんなものと決め付けていた」と話し、出来立て商品で新しい可能性に挑戦する。現在カウンターFFとして「お店で揚げたカレーパン」を一部店舗で販売。またカウンター什器を使ったスムージーは、22年度上期で5500店舗に順次拡大する。

なお、セブン―イレブンの今年3~8月の既存店売上高は前年同期比101.5%(客数100.0%、客単価101.5%)。引き続きデリカ(サラダ・総菜)、スイーツ、食卓応援(冷凍食品、日配品、卵・乳製品、加工肉など)が2桁の伸びを示した。その一方、ワンハンド(おにぎり、サンドイッチ、菓子・総菜パン)、カウンターFFは2桁減と苦戦した。

2021年11月8日付

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